アンダーワールド、フォルクスワーゲンと自動車にシンクロする音楽プログラムを開発

アンダーワールド、フォルクスワーゲンと自動車にシンクロする音楽プログラムを開発

アンダーワールドはフォルクスワーゲンと提携して自動車の走行とシンクロする音楽プログラムを開発したことを明らかにしている。

プログラムは「ザ・プレイ・ザ・ロード」というもので自動車に搭載されたソフトに応じて作動し、自動車のさまざまな作動によって音楽が変化するもので、現在のところゴルフⅦにのみ搭載されているという。『ミュージック・レーダー』誌では「音楽の変化は車の走行と完全にシンクロしてるので、方向を変えたり、ギアを変えたり、移動したりすることで音楽がそれに応じて変化していく」と伝えている。今回のプロジェクトを原点となったインスピレーションについてカール・ハイドは次のように語っている。

「ぼくの音楽教育の中でドライヴ中の音楽ほど重要なものはないんだよ。子供の頃、夜に親父が運転する車の後ろに乗ってたっていうね。ぼくには映画のような体験で、光が美しくて、ダッシュボードが魔法のように照らされて、ラジオ・ルクセンブルグとか、なにか海賊ラジオが流れてて、ぼくにはそれがすべてなんだよ。それがぼくが音楽を愛していることのルーツに今もなっているんだよ。車でラジオをサーフィンして気分に合った音を探すっていうね」

なお、カールは4月に自身のソロ『エッジランド』をリリースしているが、その内容について次のように綴っていた。

「20年以上にわたって、ぼくの年の風景への愛着はどんどん募って来てるんだよね。古びていく様子の美しさ、タイヤの跡、粗暴な落書き、インダストリアルな騒音、肩越しに聞こえてくる会話、氾濫するコーヒー・バー、そして夜通し一睡もしないタクシーの運転手の運転に揺られながら後部座席で過ごす夜。人々の奇行を祝福し、そして人々の語る物語に合わせて自分の旅の地図を描き、都市と雑木林が接するエッジランド(境界地)では、みすぼらしい小馬が工場敷地の草を食み空気には化学薬品の匂いが漂っている」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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