ビートルズのBBCライヴVol.2のプロデューサー、今後BBC音源のリリースは難しいと語る

ビートルズのBBCライヴVol.2のプロデューサー、今後BBC音源のリリースは難しいと語る

ザ・ビートルズのBBCライヴ音源2作目となる『オン・エア - ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』が11月11日にリリースされ、さらなる音源も埋もれているのではないかとの期待も強まるビートルズだが、プロデューサーを務めたケヴィン・ハウレットはBBCの続編は当分はないだろうと明らかにしている。

ハウレットによればビートルズはBBCに275曲に及ぶ音楽パフォーマンスを残しているが「今回のアルバムに収録された2枚のCDはビートルズのBBCセッションの一番いい内容のハイライトとなっていると思うよ」と『ビルボード』誌に語り、当分BBCセッションのさらなる企画に取りかかる予定はないとほのめかしている。

また、ハウレットは次のようにも語っている。
「ビートルズ完璧主義者としては“ツイスト・アンド・シャウト”のBBCライヴ全ヴァージョンを持っておきたいところだろうし、“ツイスト・アンド・シャウト”についてはどのヴァージョンもいいからその気持ちもわかるけど、でもそこまでやりたいかどうかは微妙なところなんだよ」

また、他の楽曲の音源で手元にあるものは「アルバムにしたいだけのクオリティに見合ってないんだ」とハウレットは語っていて、音質のクオリティではどうしてもある一線は守らなければならないし、ある程度劣化した音源については今後もリリースはありえないと説明している。

「もしエンジニアにも取りかかってもらえるだけの、リリースに見合うクオリティの材料が手に入ったりしたらその時はぼくたちも関心を払うだろうけど、でも、現時点ではその可能性はまるで見えないよ」

また今回の作品では特にビートルズのトークも大切にしたかったとハウレットは説明していて、作品全体を当時のBBCのラジオ・ショーのようにしたかったと語っている。

その一方で、BBCラジオ音源からはまた離れたアーカイブの整理に取りかかっているとハウレットは明らかにしているが、詳細について一切触れられないとも語った。
「なんかあるんだけど、まだ話しちゃいけないんだ。こうしたビートルズ・プロジェクトと関わるとなると、とにかく目立っちゃいけないんだよ。すべてが極秘事項だからね」
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