ジョン・レノンのリヴァプールの生家が7700万円で競り落とされたことが明らかに

ジョン・レノンのリヴァプールの生家が7700万円で競り落とされたことが明らかに

先頃オークションに売りに出されていたザ・ビートルズのジョン・レノンの生家が48万ポンド(約7730万円)で売却されたことが明らかになっている。

売りに出されていたのはリヴァプールのウェイヴトゥリーのニューカッスル・ロード9番地のレンガ造りのタウンハウスで、ジョンは1940年10月9日の出生から5歳になるまでこの家で両親と祖父母と共に暮らしていたが、その後は伯母のミミとジョージ・スミス夫妻の下で育てられることになった。また、10代になってからのジョンがアルバム『レット・イット・ビー』の“The One After 909”を書いたのもこの家でのことだとされている。

元々この物件は15万ポンド(約2420万ポンド)でかつてビートルズが根城にしていたリヴァプールのライヴ会場クラブ・キャヴァーンで今回行われたオークションで売りに出されたが、アメリカのビートルズ・ファンによって予想外の高値で競り落とされたと「スカイ・ニュース」が伝えている。

物件には正面玄関の窓にジョン・レノンのポスターが飾られてあり、広間、浴室、応接室、居間、台所という間取りで、建物の裏には塀で仕切られた裏庭もついているという。前の持ち主は『リヴァプール・エコー』紙に次のように語っている。

「ジョン・レノンの最初の家を手放すことになって本当に残念ですが、わたしはもう引退したのでもっと広い庭のある物件がほしくなった次第です。内装については、ビートルズが世界中をロックンロールで興奮させた60年代当時を反映させるようにオリジナルの装丁をなるべく保存してきました」

なお、ジョンが5歳以降、伯母のミミ夫妻と暮らしたリヴァプールのウールトンにある家は現在歴史的遺産として指定されているため、売買は禁止されている。通称メンディップスと呼ばれているメンラヴ・アヴェニュー251番地のこの家は売りに出されていたのをオノ・ヨーコが買い付け、その後、イギリスの歴史遺産保存団体のナショナル・トラストに寄付された。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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