ヴァン・ヘイレン、アレックスの元妻による「ケリー・ヴァン・ヘイレン」社を訴える

ヴァン・ヘイレン、アレックスの元妻による「ケリー・ヴァン・ヘイレン」社を訴える

ヴァン・ヘイレンはドラムのアレックス・ヴァン・ヘイレンの元妻、ケリー・ヴァン・ヘイレンが「ヴァン・ヘイレン」というバンド名を悪用していると訴訟を起こしている。

ケリーはアレックスと1984年に結婚し、96年に離婚しているが、自身のデザイン事業で子供向けの毛布と水着のシリーズとインテリア・デザインに「ケリー・ヴァン・ヘイレン」というブランド名を使っている。ケリーは離婚後も姓を「ヴァン・ヘイレン」のままにしているが、バンド側はケリーの「ヴァン・ヘイレン」という名称の悪用によって「ヴァン・ヘイレン」というバンド名自体が損なわれているという訴えを起こしていると『ハリウッド・リポーター』誌が伝えている。

この「ケリー・ヴァン・ヘイレン」社のフェイスブック・ページではケリーの経歴が「贅を尽くした個人宅のインテリアや内装を手がける仕事に何年も携わった後、ケリーはその後、もっと日常的な心地よさを見直すようになり、特に子供向けのものに注目するようになりました」と紹介されている。

「そして、ケリーは弊社の毛布を発表し、その後の歩みはみなさんもご存知の通りとなっています」

ヴァン・ヘイレン側の訴状によれば、ケリーは「ケリー・ヴァン・ヘイレン」としての商標登録を2010年に行っていて、その際、衣装箪笥、枕、毛布、ポンチョ、工事管理、太陽光発電装置導入工事、インテリア・デザインなど多様な事業展開に対して使用することを申請しているという。バンド側は、ケリーの姓が今もヴァン・ヘイレンだとしても、ケリーのブランド名は「音の響き、字面、そして商品の印象として混乱を招くほどバンドのブランドと似ている」と訴えている。

訴えを起こしているのはヴァン・ヘイレンの知的財産を管理するELVH社で、ケリーの商品を「意図的な(バンド側の)権利への侵害」として訴えていて、ケリー・ヴァン・ヘイレン商品は登録商標権侵害、登録商標への損害、商標名の詐称を冒しているとし、バンド側のマーチャンダイズ商品も不当な競合を強いられていると訴えている。

さらにバンド側はケリーの商品にケリー・ヴァン・ヘイレンというブランド名を使うことを禁止すること、これまでの商品をすべて破棄処分すること、さらにこれまでの商品で得られた収入をすべてバンド側に支払うことを要求しているという。
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