クリームのジンジャー・ベイカー、ストーンズは下手過ぎて近寄りたくもないと語る

クリームのジンジャー・ベイカー、ストーンズは下手過ぎて近寄りたくもないと語る

元クリームのドラムのジンジャー・ベイカーは、ザ・ローリング・ストーンズのライヴにはその会場の近くにさえ行きたくないと語っている。

『ローリング・ストーン』誌の取材に応えたジンジャーは記者に対して「そもそも君たちっていつも俺のことを勘違いしてるんだよ」と断りながら次のように語ったという。

「つまり、チャーリー(・ワッツ)は俺の親友でもあるんだからさ。チャーリーのことを俺はとても尊敬してるんだ。俺がまだアメリカに住んでいた頃、チャーリーは俺の家まで来ても『チケットをあげてもいいんだけど、絶対に観たくないのは知ってるからな!』って言うんだよね。確かに俺としてはストーンズのライヴが行われている半径15キロ以内には足を踏み入れたくないんでね」

さらにストーンズを観たくないわけについては次のように説明している。
「ミュージシャンとして下手糞だからだよ。ストーンズの中で一番上手いのはチャーリーで他のメンバーとは月とスッポンだよ」

ザ・フーについて訊かれるとジンジャーは「キース・ムーンは友達だったけれども、ドラマーとしては大したもんだったとは言えないな」と語り、ボブ・ディランについて訊かれるとただ「俺は誰のファンでもないんだ」とだけ答えたとか。

さらにインタヴューの中でジンジャーはこの50年リハーサルなどしたことがないこと、音楽も特に聴かないこと、さらにクリームとしてツアーするつもりは一切ないことを明らかにし、自分については「俺はドラマーだ。だから、ドラムを叩く。それで充分だろ」と語ったという。
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