デイヴ・グロール、カート・コバーンが亡くなった翌日の心境を振り返る

デイヴ・グロール、カート・コバーンが亡くなった翌日の心境を振り返る

「最後の未発表曲」だと言われる“フォーガットン・チューン”も収録されている『イン・ユーテロ』20周年記念エディションのリリースに伴い、ロッキング・オン11月号ではデイヴ・グロールとクリス・ノヴォゼリックの独占インタヴューを掲載している。

このインタヴュー中でデイヴ・グロールは『イン・ユーテロ』製作時を振り返り、その後、カートが亡くなったときのことを次のように話している。

「カートが死んだ翌日のことを今でも覚えているんだけど、目を覚まして、コーヒーを作りながら、『あああ、彼はいなくなってしまったんだ』って思ったんだよね……『だけど、俺はまだここにいる』ってね。『一体どうやったら人間がそうやってただ消えてしまえるんだ? そんなのファッキン狂ってるよ』ってね。だって、カートは本当に突然いなくなってしまったわけだからね。だからその日、俺が気付いたのは、自分がそれでも生き残ったということは本当に幸運なことで、これからの毎日、それに感謝して生きていかなくてはいけないってことだった」

クリス・ノヴォゼリックは、本作に収録されている“フォーガットン・チューン”以外に今後も未発表曲が出てくる可能性があるかについて、「ないなあ。これが最後だ。だから、これからも、もしかしたらまた“グレイテスト・ヒッツ”的なものが発売されることがあるかもしれないけど、未発表音源は本当にこれが最後なんだ。俺達は、すでに削り取っているような状態でさ。『イン・ユーテロ』にも、“ミルク・イット”(搾り取る)って曲があるけど(笑)。あれは、カートがバンド・メイトの未来を予言していたのかもしれないね(笑)」と話している。

ニルヴァーナ『イン・ユーテロ』20周年記念エディション・スーパーデラックス・エディションは10月9日に発売される。


『ロッキング・オン』11月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/89467
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