マニックス、今時のバンドはお洒落な髪型で生命保険のCMの曲を書く連中ばかりと語る

マニックス、今時のバンドはお洒落な髪型で生命保険のCMの曲を書く連中ばかりと語る

9月25日に新作『リワインド・ザ・フィルム』をリリースしたマニック・ストリート・プリーチャーズのジェイムス・ディーン・ブラッドフィールドは、昨今のバンドが本当の意味での成功や野心からほど遠いとし、失望の念を明らかにしている。

ジェイムスは先頃も1995年に失踪したメンバーのリッチー・エドワーズが今も活動していたなら、きっと今の音楽を嫌悪していただろうと発言しているが、『ザ・スコッツマン』紙の取材を受けたジェイムスは次のようにも語っている。

「マーク・E・スミスは自分の言葉というものを編み出したよね。ショーン・ライダーも自分の言葉を生みだしているんだ。シンプル・マインズもただの労働者階級出身の、およそ野心的で実験的な、クラウト・ロック好きとは無縁と思われそうな存在から、スコットランドの夢のようなバンドへと成り上ってみせたんだよ。こうした人たちにはみんな純粋で鮮烈なイマジネーションがあって、それをもとに自分たちを変えていったんだよ。でも、今時のバンドを眺めていると、みんなチェックのシャツを着て、髪の毛はウェッジ・カットでおしゃれにまとめて、ギターは胸の辺りで抱えて、カリプソ・ミュージックからネタをパクっては、やっほーい、生保会社のCMに曲が使われたぞって喜んでる感じなんだよね」

なお、9月26日にマニックスはツイッターでBBCテレビの討論番組『クエスチョン・タイム』への出演を打診されたと明らかにしているが、その後、でないかもしれないことをほのめかすツイートもしている。

なお、新作『リワインド・ザ・フィルム』は大半がアコースティックなアプローチで制作されていて、カーディフにあるバンドのスタジオ、ウェールズのモンマスシアにある有名なロックフィールド・スタジオ、そしてドイツはベルリンのハンザ・スタジオでレコーディングが行われた。作品にはルーシー・ローズ(“This Sullen Welsh Heart”)、ケイト・ルボン(“4 Lonely Roads”)、リチャード・ハウレイ(“Rewind the Film”)が客演を果たしている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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