フーのロジャー・ダルトリー、きっとキース・ムーンは長生きするわけがなかったと語る

フーのロジャー・ダルトリー、きっとキース・ムーンは長生きするわけがなかったと語る

ザ・フーのロジャー・ダルトリーはアクセスTVとの取材の中で、キース・ムーンの死やウッドストック・フェスティヴァル出演の思い出、そして1971年の『フーズ・ネクスト』に収録された"ビハインド・ブルー・アイズ"の重要性について語っている。

キース・ムーンは1978年の9月7日にアルコール依存症治療薬ヘミネヴリンの過剰服用により32歳で他界したが、インタヴューでロジャーは最も後悔していることはと訊かれ、キースを死なないようにできなかったことだと語っている。

「でも、その一方で、キースが老人になるまで長生きするわけがなかったんだと思う気持ちもまた俺の脳裏にはあるんだよ。キースは老人にはなりたくなかっただろうからね。キースはロックンロールで最も偉大なドラマーになりたかったわけで、そうなってそのまま死んだんだよ」

さらに一番気に入っている作品を訊かれて次のように答えている。

「実際問題として俺はどの作品も全部気に入ってるんだ。俺たちのアルバムの一番の魅力は、どれも俺たちの人生のある特定な時期をあまりにも体現しているところなんだよ……それぞれの時期に俺たちが経てきた経験がどの作品にも色濃く反映されてるんだ。どれもそれぞれに違った彩となっていて、それぞれに違った感情を扱ったものになってるんだよね。でも、あえて1曲だけ選ぶとするなら、それは"ビハインド・ブルー・アイズ"になるね。この日、俺の犬が殺されたからなんだよ。俺は控えめに言っても、ものすごく猛烈に怒っていたんだ。それがよく表現されている。音楽の中からそれをよく聴き取れるんだよ」

インタヴューでロジャーはさらに自身が取り組んでいる10代のがん患者のための支援活動などについても語ったという。

ロジャーのインタヴューの抜粋動画はこちらから。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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