ニューヨークのEDMフェスで2名の死亡事故発生のため最終日が中止に

ニューヨークのEDMフェスで2名の死亡事故発生のため最終日が中止に

ニューヨーク市のランドール島公園で先週末開催されていたエレクトロニック・ダンス・ミュージックのフェスティヴァル、エレクトリック・ズーで死亡者が発生したため、最終日となる9月1日の開催が中止となった。

きっかけとなったのは8月31日に男性1名、女性1名の入場客が死亡したことで、まだ死因は確定されていないが、警察ではエクスタシー(MDMA)の服用が原因となっていると見ていると『ニューヨーク・ポスト』紙が伝えている。さらに4名のフェス参加者が入院していて、それぞれ危篤に陥っているという。

フェスについては市の方から中止するように勧告し、主催者側もそれに応じたという。市では次のように声明を発表している。
「健康への被害が考えられる事態が発生したため、ランドール島で9月1日に開催される予定のエレクトリック・ズー音楽フェスティヴァルは中止となりました。市の方から開催中止を申し入れて、主催者側からの承諾も得られました。

フェスティヴァルが開催されていた2日間のうちに入場客のうちの2名が死亡し、少なくとも4名が危篤状態に陥り、現在付近の病院で集中治療を受けている状態です。死因についてはまだ確定されてはいませんが、両名ともMDMA(もしくはエクスタシー、モリー)の服用が関与していると思われます。エレクトリック・ズーの主催者らは市とも協力して、イヴェントでの健康被害を軽減することに努めてきましたが、今回の事故を考慮しまして安全を確保するための最良の措置は最終日の開催を中止することだという結論に至りました」

なお、フェスの主催する興行団体メイド・イヴェントもオフィシャル・サイトで次のように声明を発表している。

「エレクトリック・ズーを生み出した団体として今週末亡くなった2名の遺族に対しては心から深くお悔やみ申し上げます。弊社にとってお客様の安全以上に重要なことはありませんので、ニューヨーク公園管理局とも協議を重ねた結果、本日の催しはすべて中止とさせていただきました」

エレクトロニック・ズーはニューヨークのみならず、アメリカ全土でも傑出したエレクトロニック・ダンス・フェスティヴァルとして高い評価を誇ってきていたイヴェントだった。
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