ハッピー・マンデーズのベズ、現在はマンチェスター市街で養蜂業に夢中

ハッピー・マンデーズのベズ、現在はマンチェスター市街で養蜂業に夢中

ハッピー・マンデーズのメンバーとして知られるベズは、最近はマンチェスターで市街での養蜂を広める活動に従事しているという。

ベズことマーク・ベリーは現在、ウェールズのスワンジー付近にある牧場で一年のうちの数か月を過ごしていて、そこで養蜂業を本格的に学びながらマンチェスターに定期的に戻ってきては市街地での養蜂を訴えては実践していると『ザ・ガーディアン』紙が伝えている。

特にイギリスでは昨年冬が長引いたのと降水量が例年より多かったため自然界の蜂が大打撃を受けたとされているが、蜂の活動は農作物の受粉や生態系にとって非常に重要であるため、養蜂がここにきて注目されているという。

今回ベズは市の中心部の複合施設の屋上への巣箱の設置の誘致に成功し、施設を所有するプリントワークス社と施設内に店舗を構えるハード・ロック・カフェ用の巣箱をそれぞれ一つずつ設置することになったという。さらに、ベズはマンチェスター大聖堂の屋上に巣箱を4つ持っているキャノン・エイドリアン・ローズに同行し、巣箱の様子を検分したとか。

なんでもベズの実家では戦後祖父が復員した際、物資不足の中巨大な蜂蜜の缶を4つも背負って帰ってきたということがあって、それ以来甘味には必ず蜂蜜を使う慣わしになり、蜂蜜とは縁が深いとベズは説明している。さらに老後の蓄えも何もなく、都市で老いていくことに不安を感じていたところに、ウェールズでの生活に出会ったのだという。
「コミュニティを作って生活するライフスタイルを実践している人たちに数年前に出会ったんだよ。土地を分け合ってみんなで共同体として生活していくっていうね。なんにもないところで生活していけるものなんだよ。社会生活をしっかり生きるってことなんだけど、パーティも続けてるし、楽しみもちょっとはあるんだよ。マンチェスターから若い連中もたくさん一緒に遊びに来てるんだ」

その生活を通してベズは養蜂にも触れることになったというが、たいがいは巣箱をひとつ立ち上げるのに800ポンド(約12万円)ほど初期費用がかかるところを、ベズは巣箱を手放したいという人物から50ポンド(約7800円)で譲り受けることができたとか。ただ、養蜂のノウハウを習っている際には防護服をきちんと締めるのを忘れ、ズボンのチャックも空いていたため、蜂が100匹ほどズボンの中にまで紛れ込んで「刺されまくった」という失敗もあったという。
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