ザ・コーリングのアレックス、バンド活動再開2日目に拉致された体験を語る

ザ・コーリングのアレックス、バンド活動再開2日目に拉致された体験を語る

8月15日に8年ぶりの活動再開を宣言し、16日にはニュージャージー州アトランティックシティでライヴ復帰を果たしたものの、ヴォーカルのアレックス・バンドが18日ミシガン州ラピーアで拉致され、暴行を受けたザ・コーリングだが、バンドは事件を受けて声明文を発表している

アレックスは18日早朝の朝4時、ホテルから近所のコンビニエンス・ストアへ向かおうとしたところ、ワゴン車が彼のそばに乗りつけてきて、そのままアレックスは拉致されたという。その後、アレックスが戻ってこないことを心配したバンドがアレックスの捜索を始め、近所の鉄道の操車場の線路に暴行を受けたあとで放り出されたアレックスを発見したというが、アレックスは肋骨の亀裂骨折や歯を3本折られた上に脇腹や腹部に痣を負い、顎にも切り傷を負っていたという。顎の傷は15針の縫合が必要になったとバンドはその後明らかにしている。

また、拉致された際、アレックスは背後からシャツを摑まれ、地面から身体を浮かされると警棒のような凶器で殴打され、誘拐犯らは拳銃をアレックスの顔に突きつけ「ハリウッドの金を出せ」と脅してきたとバンドの声明文では説明されている。

その後アレックスは抵抗したものの、ワゴン車の中で拳銃を突きつけられた状態で追い詰められ、アレックスが「父親に近いうちになるので殺さないでほしい」と命乞いをしたところ、犯人らはさらに暴行を加えた後、「人の親は殺さない」としてラピーアを走る線路にアレックスを捨て置いたという。声明の中でアレックスは次のように事件についてコメントしている。
「まだ生まれてない子供に助けてもらえることになるとは思ってなかったよ。生きていることに感謝しているし、ファンに音楽をまた届けることがぼくの定めなんだとあらためて思い知った気分だよ」

16日のライヴの後、17日にバンドはラピーアで開催されたラピーア・デイズ・フェスティヴァルに出演し、そのままラピーアに滞在していた。その一方でこの事件について露出のためのやらせではないかという声も上がっているが、アレックスは次のようにCNNに語っている。
「これは実際にぼくに身に起きたことなんだよ。自分で自分を拉致などしてないし、自分で自分を暴行もできないんだから。やらせだという言いがかりについては、耳にするだけでも頭にくるよ」

また、薬物取引で揉めて拉致に発展したのではないかという憶測についてアレックスは「僕
は自身のリハビリを真剣にやってるんだ。今回の事件では一つ間違えれば死んでいたわけだし、そうした言いがかりはでたらめもいいところだよ」と語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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