グリーン・デイはドキュメンタリー作品『¡Cuatro!』を8月26日にリリースするが、『トレ!』にDVDとして収録して再発することになると明らかにしている。

『トレ!』は昨年9月から順次リリースされたバンドの新作にして3部作『ウノ!』『ドス!』『トレ!』の3作目の作品で、元々は昨年12月にリリースされていた。その一方で『¡Cuatro!』はティム・リンチ監督によるドキュメンタリーで、今回の3部作のメイキングを追った内容になっていて、昨年行われていたバンドのライヴの模様も捉えたものになっている。作品は今年1月に行われたエクストリームスポーツの祭典エックスゲームの冬季大会でも上映され、さらに3月にはテキサス州オースティンで開催されるサウス・バイ・サウスウェストでも上映されていた。

ベースのマイク・ダーントは次のようにこのドキュメンタリー作品について語っている。
「『¡Cuatro!』は今度の3部作を作るのが俺たちにとってどういう体験だったのかということを明らかにすることで、ファンのみんなにもっと作品に接してもらって、もう一歩踏み込んでもらえる作品になってるんだよ」

なお、バンドは8月23日と24日にレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルへのヘッドライナー出演を予定していて、この出演の後に今回の『トレ!』の新装盤はリリースとなる。また、6月1日にバンドはロンドンのエミレイツ・スタジアムでライヴを行ったが、この会場での観客動員記録を塗り替えることになった。

ライヴではビリー・ジョー・アームストロングがトイレット・ペーパー・ガンでトイレット・ペーパーを客席に撃ち込んでいく局面なども見せたが、この時のライヴは会場にとって6万枚のチケットが初めて完売するケースとなったという。アーセナルFCが本拠地とするこのエミレイツ・スタジアムでは、これまでコールドプレイやブルース・スプリングスティーンなどもライヴを行ってきているが、ステージや観客席の配置の関係で、グリーン・デイのほどのチケットが販売されることはなかったという。

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