小沢健二、第1子の名前をオフィシャル・サイトで発表

小沢健二、第1子の名前をオフィシャル・サイトで発表

小沢健二が自らのオフィシャル・サイトで第1子の名前を発表した。

以下に、オフィシャル・サイトからの小沢健二のメッセージを転載する。
「安産を願ってくださっていた方、ありがとうございました。母子ともに健康であることと、名前のみ伝えさせてください。
 男の子で、凜々しいの凜(り)に音と書いて、凜音(りおん)という名です。凜は「冫(にすい)」に「稟(ひん)」。下部は「示」ではなく「禾(いね)」です。生地、合衆国では

Rion Ozawa Coll
[Ree-on]

で、名字は複合姓のOzawa Coll(ハイフンなし)です。仮名書きすると、リオン・オザワ・コールです。
 複合姓とは、佐藤さんと森さんが結婚して「佐藤森」という名字ができる、ということです。うちは夫婦別姓で、子どもは複合姓です。
 複合姓だと、子は両親の姓を継ぎます。父系社会では男性の姓だけが継がれますが、女性のほうで「自分の姓はどうなるんだろう?」と疑問を持った人もいると思います。
 合衆国では、コミュニティーによって常識が違います。ニューヨーク市などの、人の自由意識が比較的強いコミュニティーでは、複合姓は普通に感じます。
 急速に国際化する世の中で、もしかしたら「鈴木吉田さん」が普通に聞こえる日も、近いのかもしれません。
 日本語での名字は未定です。英語に揃えるなら

小沢コール凜音

という風になりますが、様々な制度や慣習を含む話なので、ゆっくり考えます。

 凜は回る水と植物の文字。澄んだ音や寒気の「りんりん」としたさま(日本語オノマトペ辞典、語源辞典形容詞編)を踏まえて、「いきいきとしてかしこい」(日葡辞書、広辞苑より)「きりりとひきしまっていて勇ましい」(広辞苑)という意味を生むようです。
 音については「聲なり。心に生じ、外に節有る、之れを音と謂ふ」(説文解字)、「言は祝詞。その言の祈りに神の反応があって、その器が自ら鳴るのを音という。それは神の『音なひ』『訪ずれ』を示すものであった」(字訓)などの、興味深い記述を参照しています。
 Rioはスペイン語で川です。僕も妻も川に縁を持って育ったので、その思い出を映しています。綴りはアイルランド語の「ライアン」に重なっています。
 皆様もご家族と、お仲間と、あるいは独りで、良い夏をお過ごしください。

2013年6月
ニューヨークシティ
小沢健二」

小沢健二は、昨年12月に妻の妊娠を発表していた。
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