ゴリラズのジェイミー・ヒューレット、ブラーがアルバムを制作中だと認める

ゴリラズのジェイミー・ヒューレット、ブラーがアルバムを制作中だと認める

2011年を最後に実質的な活動休止に入っているザ・ゴリラズだが、ゴリラズをデーモン・アルバーンと生み出したイラストレーターのジェイミー・ヒューレットは、いずれゴリラズとしての活動再開も考えられることと、ブラーのアルバムが制作されていることを明らかにしている。

ジェイミーは2007年にデーモンらと製作した『西遊記』をベースにしたオペラ『Monkey: Journey to the West』のニューヨーク初演の宣伝のためにニューヨークを訪れていて、次のように語ったとファンサイトのゴリラズ・アンオフィシャルが伝えている。

「作品の合間はどうしても5年くらいは空いちゃうもので、それはすごく時間がかかるし、消耗もするから、いったん終わるともう別なことをやった方がいいと思えるからなんだよね。というわけで、デーモンは今ブラーとツアーをしてるんだよ。今のところデーモンはブラーと世界ツアーをやっていて、それと新作アルバムにも取り組んでいるから、デーモンには今時間がないし、僕も他のことをやってるからね。僕としては、タイミングが合うようになったら、また一緒にやることになると思ってるよ。それと僕たちがゴリラズを始めた頃と較べると、音楽業界は本当に変わってしまったということもあるんだけどね。業界にはお金が全然なくなってて、その一方でアイルランドのザ・ストライプスみたいなすごいバンドが登場してるわけだよね。14歳で、これまでで聴いてきたR&Bギタリストとして最高みたいな。そんな14歳が寝室で曲書いてヴィデオ撮っちゃうわけだ。なんにもお金がかかってないわけで、するとゴリラズってちょっと高くつくよねってことになるわけなんだよ。アニメーションだからお金がかかるんだよね」

なお、ジェイミーは音楽サイトのコンシクエンス・オブ・サウンドの取材にも応えているが、こちらではブラーの話には触れずにゴリラズの今後の活動の可能性について答え、おおむねファンサイトと同じ内容を答えている。
「ゴリラズにはまだ将来はあると思うよ。でも、ゴリラズは制作するにもかなり複雑でお金のかかるプロジェクトなんだよ。だから、音楽業界では何かというといろいろ様変わりするものだから、しばらく様子を見た方がいいんだよ。それにデーモンは今いろんなプロジェクトを抱えているからね。どっちみちアルバムの間には数年いつも間隔を入れるようにしているし、それはアルバムを作るとかなりテンションの上がった作業になるからそうやって他のことをした方がいいんだよ。大体僕はいつも数年間ぶっ続けでなにかをやることになるから、一通り何かが終わったらちょっと足を止めて、別のことをやった方がいいんだ。それにどのアルバムにもよく練られたアイディアが必要だし、僕たちもそれぞれに触発されてやる気のある状態じゃなきゃならないからね。やっぱりこれは共同作業であって、1人きりのものじゃないと思うんだよ」

なお、デーモンはフェスティヴァルへのブラーとしての出演のほか、自身のソロ・アルバム制作に乗り出す予定だとも先頃伝えられている。
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