イギー・ポップ、「俺はパンクが嫌いなんだ」と語る

イギー・ポップ、「俺はパンクが嫌いなんだ」と語る

4月にイギー・アンド・ザ・ストーゥジズとしての新作『レディ・トゥ・ダイ』をリリースしたイギー・ポップが、実はパンク・ミュージックが好きではないと宣言している。

ことあるごとに「ゴッドファーザー・オブ・パンク」と形容されることの多いイギー・ポップだが、『クラシック・ロック』誌との取材に応えて、そう呼ばれることに飽き飽きすると次のように語っている。

「なんかそうしたもの全体の中に俺を引っ張ってきて、俺の場所をこさえなきゃいけないって、みんな思ってるみたいなんだよね。しかも、俺と同じように知性と教育に欠けている人間全員に対してもなんらかの説明が必要だと思ってるんだ。というわけで、毎度毎度そういうことが言われてるわけだね。それはそれでいいよ。でも、俺としては飽き飽きしてるよ」

さらにラジオでのインタヴューを、パンクをテーマにセッティングされたことについて次のようにイギーは振り返っている。
「ツアーでひとつも公演が完売にならないから、興行屋からラジオに出ろって話になってさ。それで俺も『いいよ、インタヴューだったらいくらでもやるよ』って応じたんだけど。でも、それだけじゃなかったんだね。パンクのこの5曲について語れっていうものだったらしくて、だから、俺は言ったんだよ、『俺はパンクが嫌いなんだよ』ってね」

さらに今年のサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルでライヴ中に局部を露出してやると脅したという噂についてイギーは次のように説明している。
「別に脅したりはしてないよ。そもそも俺は自分から自分の陰茎を露出したことはないからね。俺がやったという話はね……ひとつの都市伝説だよ。時々ね、あちらこちらから顔を覗かせるようなことはあるわけで、あるいはパンツが脱げちゃったとか、そういうことがよくあるだけの話だよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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