プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、サッチャー元首相の死と新作について語る

プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、サッチャー元首相の死と新作について語る

5月8日に新作『モア・ライト』をリリースするプライマル・スクリームだが、ボビー・ギレスピーは先月他界したマーガレット・サッチャー元首相について「にんまり微笑みながら死んだ」はずだと語っている。

カルチャー・サイトの「ザ・クワイエット・アス」の取材に応えたボビーは次のようにサッチャーの死について語っている。

「マーガレット・サッチャーは自分がこの国にもたらした政策や思想がその後続いた政権によって受け継がれることになったから、にんまり微笑んで死んでいったはずだよ。ジョン・メイジャー、トニー・ブレアが率いた労働党、そして、今の連立政権とね、後に続いた政権はみんなサッチャーが敷いたレールの上を走ってただけの話なんだよ」

その一方でボビーは今回の新作について「すごいレコードだ」と次のように説明している。

「俺としてはすごいレコードを作ったように思うんだけど、うまく説明できないんだ。なんかここでいかにも全部わかってやってましたっていう顔をして説明できるようなものじゃないんだよ。でも、要するになんか証明したいものがあるっていうことなんだよ。俺たちにはまだなんか、音楽的に言いたいことがあるんだと思うよ」

新作はこれまでの作品と較べて「よりサイケデリックで実験的になっていて」、「自分たちもソングライターとして成長したと思う」とボビーは語っている。

アルバム中の"Elimination Blues"にはレッド・ツェッペリンのロバート・プラントが参加しているが、この曲を最初にロバート抜きでレコーディングした時から「あの高音のヴォーカルが欠けているという印象があった」と振り返っている。

「俺の横で女の子に歌ってもらったり、俺が高音で歌ったりといろいろ試してみたけど、どうしてもうまくいかなかったし、とにかく、男じゃなくちゃだめで、だからロバートじゃないとだめだったんだ」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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