ローリング・ストーンズ、ツアー・ウォームアップ用の超プレミア・ライヴを敢行

ローリング・ストーンズ、ツアー・ウォームアップ用の超プレミア・ライヴを敢行

5月3日より「50 & Counting tour」をスタートさせるザ・ローリング・ストーンズが、4月27日にウォームアップ・ギグとしてクラブ・ライヴを行った。

会場はドジャーズ・スタジアム近辺のエコーパーク一帯にあるジ・エコプレックスという店で行われ、ライヴの告知が朝にインターネットで明らかになると、ライヴハウスのエル・レイ・シアターでチケットの当選会が行われた。

2曲目となった1978年の"リスペクタブル"を披露した後、ミック・ジャガーは「エコーパークへようこそ、ここはいつも何か新しいものを生み出している一帯として有名です。こうして新進気鋭のバンドをみなさんにご紹介できて嬉しいです」と洒落を交えた挨拶を行った。

1時間半にわたったライヴの間、ミックはダンスと観客とのMCなど、エネルギッシュな様子を披露し、ライヴの終盤では「みんなありがとう、ほんとによくしてくれてるね。ツアーの最初のライヴだけど、きっとツアーで最高のライヴだよ!」と観客をねぎらった。

ライヴは5月3日からロスアンジェルスのステイプルズ・センターで始まるツアーへのウォーム・アップとして行われたが、この日のライヴにはジョニー・デップ、ブルース・ウィリス、オーウェン・ウィルソンなどの俳優やグリーン・デイ、ノー・ダウトらの面々も観客の中に窺われたという。

アメリカ・ツアーの後、バンドはイギリスのグラストンベリー・フェスティヴァルへの出演を予定していて、さらにハイド・パークでの公演も控えている。

ライヴは21時15分から始まり、14曲にわたるセットとなったが、"ミス・ユー"や"ストリート・ファイティング・マン"などのヒット曲のほか、チャック・ベリーの"リトル・クイーニー"、オーティス・レディングの"この強き愛"、ザ・テンプテーションズの"ジャスト・マイ・イマジネーション"などといったカヴァーも披露した。

バンドの顔触れはキース・リチャーズ、ロニー・ウッド、チャーリー・ワッツ以外ではダリル・ジョーンズ、チャック・レヴェル、バナード・ファウラー、リサ・フィッシャー、ボビー・キーズというもので、ロバート・ジョンソンのカヴァー"むなしき愛"と"ミッドナイト・ランブラー"の演奏では元メンバーのミック・テイラーが客演した。

アンコールとなった"ブラウン・シュガー"、"ジャンピング・ジャック・フラッシュ"の前にミックは観客に「みんなどうもありがとう、みんなから希望と平和と愛と理解を受け取りました。おやすみ!」と告げた。

なお、ジ・エコプレックスでは、昨年やはりツアーを控えていたグリーン・デイがライヴを行ったが、その後、ビリー・ジョー・アームストロングがリハビリ施設に緊急入所している。

当日のセットリストは以下の通り。
'You Got Me Rocking'
'Respectable'
'She's So Cold'
'Live With Me'
'Street Fighting Man'
'That's How Strong My Love Is'
'Little Queenie'
'Just My Imagination'
'Miss You'
'Love In Vain'
'Midnight Rambler'
'Start Me Up'
'Brown Sugar'
'Jumpin' Jack Flash'

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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