新作『ザ・ネクスト・デイ』で劇的なカムバックを果たしたものの一切の取材に応じていないデヴィッド・ボウイだが、カルチャー・サイトのライターのリック・ムーディが『ザ・ネクスト・デイ』を制作するにあたっての作業をフロー・チャートとして説明できるのなら、それを教えてほしいと打診したところ、単語42語のリストが返信されてきたという。その42語とは以下の通り：

Effigies肖像群
Indulgences快楽
Anarchistアナキスト
Violence暴力
Chthonicクトニオス（冥界）
Intimidation威嚇
Vampyric吸血鬼的
Pantheon神殿
Succubus夢魔
Hostage人質
Transference心理学的転移
Identity自己同一性
Mauer壁
Interface接点
Flitting閃き
Isolation孤立
Revenge復讐
Osmosis浸透
Crusade聖戦
Tyrant暴君
Domination支配
Indifference無関心
Miasma瘴気
Pressgang徴収兵
Displaced失地
Flight逃走
Resettlement定住
Funereal葬儀
Glide滑走
Trace追跡
Balkanバルカン
Burial埋葬
Reverse逆行
Manipulate操作
Origin起源
Text原文
Traitor裏切者
Urban都会性
Comeuppance報い
Tragic悲劇的
Nerve神経
Mystification神秘化

この42語をもとにムーディは長文の『ザ・ネクスト・デイ』分析を行っているが、結論としてニール・ヤング・アンド・クレイジー・ホースの最近の数作、『刺青の男』以降のザ・ローリング・ストーンズ、『アヴァロン・サンセット』以降のヴァン・モリソン、『タイム・アウト・オブ・マインド』以降のボブ・ディラン、『マムーナ』以降のブライアン・フェリー、『ミンガス』以降のジョニ・ミッチェル、『エレクトリック・レディランド』以降のジミ・ヘンドリックス、『ブラッド・アンド・チョコレート』以降のエルヴィス・コステロ、『ラン・デヴィル・ラン』以降のポール・マッカートニー、『ザ・フー・バイ・ナンバーズ』以降のザ・フーのどの作品よりも優れた作品だとしている。