ジャック・ホワイト、ファンが自分でレコードを作れてしまうスタジオ・ブースを一般に公開

ジャック・ホワイト、ファンが自分でレコードを作れてしまうスタジオ・ブースを一般に公開

ジャック・ホワイトはナッシュヴィルにある自身のスタジオをファンに公開して、一般の人がアナログ・レコーディングを制作できるようにするという。

これはジャックが公式大使を務めているレコード・ストア・デイに向けたイヴェントの一環で、ジャックのサード・マン・レコードのスタジオに特別ブースを開設し、一般に公開することになった。ブースは70年代くらいまでのアメリカの観光名所などで見かけられたヴォイス・オ・グラフというもので、ブースの中での2分間の演奏を6インチのアナログ盤としてカッティングするものになっていて、ブースそのものは1947年に製造されたものだという。

「地元のレコード店を積極的に機会として利用していくことは、ぼくたちひとりひとりが感謝するべき栄誉であり恩恵でもあるのです」とジャックはサード・マン・レコードのオフィシャル・サイトで発表した声明文で説明している。

「ある種の美しい出来事はレコード店という環境でのみ起こりうるもので、今度の機械ほどそれをわからせてくれるものはないと思うんだよね。自分だけのアナログ盤を作ってくれるだけでなく、それを誰にでも送ってもいいわけで、そうやって世界中の誰かと歌や詩やメッセージを分かち合える、そんな今では他に二つとない機械なんだ。このあたたかい、ざらざらした音は、時々のぼくの背筋をぞくぞくっとさせてくれるんだよね。楽器を弾けないっていうんだったら、アイフォーンを鳴らして一緒に歌えばいいわけだし、そうすることで、物理的に存在する音とデジタルな音とロマンのすべてが融合することになるんだよ」

サード・マン・レコードではそうして作ったディスクを愛する人に送ってしまうのが一番だとしていて、スタジオには特製封筒と郵便切手も用意されるという。また、自分で作った音源をデジタル化した場合には、その音源をサード・マン・レコードのサイトに送るとストリーミング公開されるという。

ジャック・ホワイトの盟友であるブレンダン・ベンソンが「ヴォイス・オ・グラフ」の使い方を解説した映像はこちらから→

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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