ロビー・ウィリアムス、ブラーのアレック・ジェームスのベースなら自分の姉貴にだって弾けると語る

ロビー・ウィリアムス、ブラーのアレック・ジェームスのベースなら自分の姉貴にだって弾けると語る

先頃、スウェードのブレッド・アンダーソンへの反論から90年代のブリット・ポップ批判をぶち上げてみせたロビー・ウィリアムスは今度はブラーのアレックス・ジェームスをこき下ろしている。

ロビーは自身の楽曲にちなんだラジオ番組風トーク番組『ラジオ・ルードボックス』を制作して公開しているが、そのなかで90年代にアレックスと出会った際には「邪険にされた」と語っていて、「アレックスはブラーのベースなんだけど、あんなもんならぼくの姉貴にだって弾けるよ。髪型さえあんな感じにすればいいだけの話だからね」と語ってみせている。

ロビーがアレックスと初めて会ったのはマンチェスターで収録が行われたテレビ番組でのことで、当時テイク・ザットとして活動していたロビーはまだ16歳だったとか。当時を振り返ってロビーは次のように語っている。

「今振り返ってみると、当時のブラーっていうのは中流特有の苦悩にちょっとさいなまれてる感じだったね。アイドル・グループに当時所属していたぼくとしては上から目線を感じて、靴の下で踏みにじられているうんこになったような気分だったよ」

ただ、デーモン・アルバーンについては「堂々としたソングライター」と形容し、グレアム・コクソンについてはソロ・アルバムはどれも大好きだとし、ドラムのデイヴ・ロウントゥリーについては「素晴らしい政治家になるだろう」と、アレックス以外のブラーのメンバーのことは褒め称えている。さらにロビーはエラスティカのメンバーとヘロインをキメたことがあることや、パルプのジャーヴィス・コッカーと詩の朗読をグラストンベリー・フェスティヴァルで行ったエピソードなども紹介し、ブリット・ポップ期の群像を解説してみせている。

ロビーは先頃スウェードのブレット・アンダーソンが現在のワン・ダイレクションなどのポップ・グループ人気についていつの時代にもゴミのようなポップ・ミュージックはあったと発言したのに対して、自身のブログでブリット・ポップを「スリー・コードしか弾けない薄らバカでも90年代には契約にありつけたもんだ」と批判。そんなバンドとは違っていたバンドとしてロビーは「エコーベリー、シェッド・セヴン、シンポジウム、メンズウェア、スリーパー、ハリケーン・ナンバーワン、ライド、ザ・ブルートーンズ、オーシャン・カラー・シーン、ノーザン・アップロアー、チャプターハウス、カーヴ、サラダ、アドラブル、カッド、スペースホッグ、クーラ・シェイカー、ジ・オーディエンス、パウダー、キングメイカー、ジェニーヴァ」とブリット・ポップ期のバンドを羅列してはこれを暗にこきおろしてみせた。

これに対してシェッド・セヴンのリック・ウィッターはツイッターで「ロビーとは何度も楽しく話したことがあるんだけど。どうしてこんな怒りを買うんだろう?」と問いかけている。

ロビーはリックの問いかけにも番組のなかで答えていて、「リックは怒らせたくなかったんだ。いい人だから。リック、ぼくたちは3回だけ会ったことあるよね。世間話をするくらいだから仲はいいよね」と皮肉っぽく語っている。さらにロビーはブログでの発言はポップ・ミュージック側を擁護したかっただけだと次のように語っている。

「ポップ・ミュージックやぼく、あるいはポップそのものに対しては鼻持ちならない態度で語る人が多いからね。言ってみれば、ぼくたちのやってることは蔑まされたアートなんだよ。『あのまんこ野郎どうよ、ガイ・チェンバース(ロビーの作品の多くを手がけているプロデューサー)なしにはなんにもできないだろ』って口汚く言われることが多いわけで、ぼくはね、『ちょっと待てよ。その言い草、聞き捨てならないぜ』っていうところから発言してるんだよ」

ロビーの『ラジオ・ルードボックス』はこちらから→
https://soundcloud.com/robbiewilliams/rudebox-radio/s-PBHZu

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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