プリンス、SxSW閉幕ライヴで本編越えのアンコールを披露

プリンス、SxSW閉幕ライヴで本編越えのアンコールを披露

プリンスは3月16日にテキサス州オースティンで開催されていたサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルの終幕パーティで3時間に及ぶパーフォマンスを披露した。

ライヴは1300人収容するラ・ゾーナ・ローサで行われたが、プリンスは21名からなるバンドを引き連れ、"パープル・レイン"や"1999"、"ハウスクェイク"などのヒット・ナンバーとともにマイケル・ジャクソンの"今夜はドント・ストップ"、ジャネット・ジャクソンの"恋するティーン・エイジャー"、カーティス・メイフィールドの"ウィア・ア・ウィナー"のカヴァーなども披露した。

3時間に及んだライヴ中、プリンスは"ユー・ガット・ザ・ルック"やザ・タイムの"ジャングル・ラヴ"や"ザ・バード"なども披露したが、ブルーのスーツにラインストーンをちりばめたステッキを手に登場した後、その後5回のお色直しを行ったそうで、レザーのベストに動物の被り物という衣装もあったという。

プリンスはうちとけた気分になっていたようで、観客に「ミュージシャンであることは大好きだよ。なんだか奉公している気分になるんだ。みんなに仕えてるんだよ」と語りかけたという。ただ、携帯で動画を撮っていたファンに対しては「ベイビー、電話をしまいなよ」と諭したとか。

ライヴ本編が終わるとプリンスは「オースティンのみんな、おやすみ。この後がっかりさせるなよ。ぼくがヒット曲どれだけ持ってるか、よく知ってるよね?」と言い残してステージを後にしたが、アンコールの歓声に応えて、結果的に6回のアンコールに応じ、本編よりも長く演奏が行われた。会場にはタリブ・クウェリ、テレビ・ドラマ『ザ・ワイアー』に出演していたマイケル・K・ウィリアムスとフェリシア・ピアソン、パロマ・フェイスやザ・ルーツのクエストラヴが見かけられた。

なお、サポートはア・トライブ・コールド・クエストが務めていた。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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