ミューズはドミニク・ハワードがブリット・アウォーズ授賞式パーティで電子タバコを吸っていたことを嘆かわしいとしたノエル・ギャラガーに対して、オアシスの"リヴ・フォエヴァー"を引用して反論している。
ノエルは、ドミニクが火種が緑色に光る電子式の煙草を会場でたしなんでいたことに呆れたと発言しているが、これに対してマシュー・ベラミーは"リヴ・フォエヴァー"の歌詞を引用しながら次のように反論ツイートをしている。
「きっとドムはノエルの"俺は生きたい死にたくない"とか、"ほんとは息をつきたいだけ"とか、"俺とおまえで永遠に生きてやる"っていう歌詞をマジでやってみたくなったんだよ」
「ノエルの生へのUターンという警鐘に従って、本物の煙草から切り替えたんだと思うよ」
ノエルは今年のブリット賞授賞式で感じた嫌悪感について次のように語っていた。
「もう音楽業界にはキャラの立った人物なんて残されてないんだよ。俺たちが駆け出しだった頃はそういう連中が健全な割合だけ残ってて、俺たちなんか全員が低所得向けアパート出身のろくでもない連中で、ブリット・アウォーズなんか出席してること自体が信じられねえっていう世界だったんだよ。それが今顔を出してみると、全員がキャリアのステップ・アップしか考えてない連中なんだから。まるで企業社会だよ。ブリット・アウォーズに行って、この俺が目にしたのはみんながなにをやってる姿だったと思う? 飯食ってるだけだよ。ミューズのドラマーを見かけたら、こいつがまた電気式の煙草を吸ってやがるんだ。煙草に電池が仕込んであるんだぜ。それでこう言ったんだよ、『マジ? マジかよ? おまえってそういうことになってるわけ? お願いだからさ、外行ってまともな煙草を吸うか、そんなもん吸わないでいてくれよ』ってね。その煙草ってさ、吸うと緑色に火種が輝く仕掛けになってんだよね。ふざけんのもたいがいにしろって思ってさ。そうしたら、あの強烈な一言をくれたよ。『こういう御時勢なんだってわかってるだろ』ってね。だから『悪いけど、わからねえよ』って答えたよ」
その一方でマットは先週、ロック・ミュージシャンになるつもりはなかったと次のように語っている。
「小さかった頃から夢は音楽をやっていくことだったんだけど、ロック・スターになりたいっていう夢は全然なかったんだよ。ぼくとしてはクラシックの楽団とかジャズ・バンドに入りたかったんだよね。だから、音楽を始めた時にはジャズ・ピアノかクラリネットを本当は習いたかったんだ」
ミューズは3月12日にから北アメリカ・ツアーを開始し、その後5月からヨーロッパ・ツアーを敢行。8月にはサマーソニックへの出演を予定している。
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