ノエル・ギャラガー、ミューズのドミニク・ハワードがブリット賞授賞式でくわえていた電子タバコを嘆く

ノエル・ギャラガー、ミューズのドミニク・ハワードがブリット賞授賞式でくわえていた電子タバコを嘆く

ノエル・ギャラガーは今年のブリット・アウォーズ授賞式はミューズのドミニク・ハワードが電子タバコを吸っていた姿に端的に象徴されると語っている。

今年のブリット・アウォーズ授賞式についてはカサビアンのサージ・ピッツォーノやトム・ミーガンが口を揃えてひどい代物だったと酷評しているが、ノエルも授賞式で感じた嫌悪感を『タイム・アウト・ドバイ』誌に次のように語っている。

「もう音楽業界にはキャラの立った人物なんて残されてないんだよ。俺たちが駆け出しだった頃はそういう連中が健全な割合だけ残ってて、俺たちなんか全員が低所得向けアパート出身のろくでもない連中で、ブリット・アウォーズなんか出席してること自体が信じられねえっていう世界だったんだよ。それが今顔を出してみると、全員がキャリアのステップ・アップしか考えてない連中なんだから。まるで企業社会だよ。ブリット・アウォーズに行って、この俺が目にしたのはみんながなにをやってる姿だったと思う? 飯食ってるだけだよ。ミューズのドラマーを見かけたら、こいつがまた電気式の煙草を吸ってやがるんだ。煙草に電池が仕込んであるんだぜ。それでこう言ったんだよ、『マジ? マジかよ? おまえってそういうことになってるわけ? お願いだからさ、外行ってまともな煙草を吸うか、そんなもん吸わないでいてくれよ』ってね。その煙草ってさ、吸うと緑色に火種が輝く仕掛けになってんだよね。ふざけんのもたいがいにしろって思ってさ。そうしたら、あの強烈な一言をくれたよ。『こういう御時勢なんだってわかってるだろ』ってね。だから『悪いけど、わからねえよ』って答えたよ」

また、ノエルはこの晩についてはなんにも印象に残ってないと語っていて、なんで誰も彼もが帽子を被っているのか意味がわからなかったとぼやいてもいる。

「すぐにでも忘れそうな一夜だったよ。なにもやることがなかったし、打ち上げに行っても特になにも起きてなかったし。帽子を被ってiPhoneをいじってる若い連中ばっかりだった。なんか全員で大人気のゲームにはまってやってるのか、それとも『どこにいるの? これからどうする?』って全員でメールし合ってるのか、って感じだったよ。で、全員帽子被ってるんだよ。あの帽子なんなんだよ? これってディケンズの時代かよって、夢でうなされてるのかと思ったよ。意味わかんないから。30歳以下で帽子被ってブラックベリーをいじってるようなやつは全員銃殺だな。それか石打の刑で死刑だよ」

さらに『モーニング・グローリー』20周年を記念してオアシスを2015年に再結成する可能性については次のように否定している。

「だから、2015年にそんなことが起きるわけがなくって、それは連中(ビーディ・アイ)が全員まるで忙しいからで、連中は今新作を作ってて、っていうことは2015年まではツアーに出っ放しになるってことはわかりすぎるだろ。で、その頃になったら、俺だってもうなんか始めてなきゃなんないかもしれないし。もういい加減にみんなも諦めてくれないかなあ。もう起きっこないんだって。その先に行っちゃったんだから」
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