アトムス・フォー・ピース、デビュー・アルバム『アモック』をストリーミング公開
2013.02.19 22:05
アトムス・フォー・ピースとしてのファースト・アルバム『アモック』を2月20日にリリースするレディオヘッドのトム・ヨークだが、バンドはアルバムの内容をストリーミングで公開している。
『アモック』は先頃ネットで流出したことでも話題になったが、その後、バンドはオフィシャル・サイトのトップ・ページでストリーミング公開を開始している。
また、トムはバンドのメンバーでプロデューサーのナイジェル・ゴドリッチとソーシャル・ニュース・サイトのレディットでのファンとの質疑応答に応えていて、レディオヘッドの活動の後にアトムス・フォー・ピースの作業をいそしむことを「美味しいディナーの後のアイスクリームのようだ」とたとえるなど、様々な質問に答えている。
2人は『アモック』がネットに流出したことについては驚いていないとしていて、さらにレディオヘッドが今年の夏からスタジオに戻ることについて問い質す質問にナイジェルは「レディオヘッドの新曲は50曲全部気に入ってるよ」と冗談めかして答えている。
アトムス・フォー・ピースとレディオヘッドの次の展開について訊かれてトムは「次はなにか? 相当長い間、もう会ってないからね、4月か5月に顔を合わせることになるんだろうけど。そう願いたいね」と答えているが、これがアトムス・フォー・ピースか、レディオヘッドのどちらについて答えているのかは判然としていない。
さらにトムはジャック・ホワイトのスタジオで"Identikit"を含む2曲をレコーディングしたがまだ仕上がっていないと次のように語っている。
「ジャック・ホワイトのところに行って、それで2曲、仕上がってない曲があるわけなんだけど、そのうちのひとつが"Identikit"なんだ。いいスタジオだったよ、赤と黒と白で塗られたりしてて。とにかく、ぼくたちはジャックほど仕事が早くないからね(一応へりくだってます)」
さらに自身のソングライティングについてトムは「植込みがあったとしてね、それを背中から突き通って抜けていく感じなんだよ」と説明し、また、楽曲がアトムス・フォー・ピースかレディオヘッド用のどちらかなのかは判然としないところだと「そこんところはグレーな領域なんだね。どんどん灰色になっていくよ」と語っている。
また、ブリアルやフォー・テットのキエラン・ヘブデンとのコラボレーションはまた考えられるのかという問いには「したいところだね。ぼくもキエランもブリアルもみんな忙しいし、それぞれにあやふやなんだけど。まあ、確かにキエランはまだまとまったところがあるかな。でも、そういう話はしてるよ。ただ、そうなると毎度のようにぼくが歌詞を書くんだよね」と説明している。
『アモック』のストリーミングはこちらから→
http://www.npr.org/2013/02/18/171939295/first-listen-atoms-for-peace-amok?ft=1&f=1039
日本のインタヴュー動画はこちらから。
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