エルヴィス・コステロとザ・ルーツがコラボ・アルバムを準備中
2013.01.24 13:00
ザ・ルーツのクエストラヴはザ・ルーツとエルヴィス・コステロでコラボレーションを進めていることを明らかにしている。
ザ・ルーツは深夜のトーク番組『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』のバンドを務めており、番組に客演したブルース・スプリングスティーン、ポール・サイモンなど様々なアーティストのバックを務めてきているが、同じように番組に客演したエルヴィスとの演奏を通して、フル・アルバムのコラボレーションの話が持ち上がったとクエストラヴは『ビルボード』誌に語っている。
エルヴィスはこれまで3度『レイト・ナイト~』に出演しているが、クエストラヴはザ・ルーツとエルヴィスの関係を「一目惚れだった」と表現している。
「2度目にエルヴィスが出演した時には最初の時より全然手応えがよかったからね。だから、3度目の出演の時にはエルヴィスの方から『もう油売ってないで、さっさとなんか実のあることやろっか』って声をかけてきたんだよ」
最初のセッションでは数曲作ってみることにとどめたが、それだけでも手応えは充分にあり、さらに作業が続けられることになったという。また、10曲以上揃っても、そのうちの3、4曲の内容を越えるものをもっと作ってみようとさらに作業に打ち込み、全20トラックのうち、かなり力強いトラックが12曲から14曲ほど仕上がったそうだ。
アルバムのミックスとマスタリングはルーツのエンジニアのスティーヴン・マンデルが手がけることになっていて、レーベルはエルヴィスが現在所属しているヒアーかルーツのデフ・ジャムになるかはまだ決まっていないとか。「いろんな人に吟味させる自由がエルヴィスや俺たちにはあるんだよね。エルヴィスの連中にやらせるか、デフ・ジャムでやるかってね。それって素晴らしいことだと思うよ」とクエストラヴは語っている。
なお、ルーツは2011年の『アンダン』に続く新作にもとりかかっていて、今年の暮れか来年の早い時期にリリースするつもりで、そちらのプロジェクトは始まったばかりだとクエストラヴは説明している。
またクエストラヴは、1月25日(金)に東京・代官山AIRにてDJとして来日することが決定している。