デヴィッド・ボウイの新作に参加したギターのアール・スリック、バンドはツアーしたがっていると語る

デヴィッド・ボウイの新作に参加したギターのアール・スリック、バンドはツアーしたがっていると語る

デヴィッド・ボウイのギタリストとして有名なアール・スリックは自身もデヴィッドのバンドもツアーに出たがっていると語っている。

『アルティメイト・クラシック・ロック』誌の取材に応えてアールは次のように語っている。

「俺たちにはわからないんだ。当たり前だけど、俺たちはやってほしいんだよ。でも、現時点では、大きなはてなマーク状態だね。明日いきなり電話がかかってきて、『いいこと教えてあげよっか? セットリスト送ったよ』っていう話になるかもしれないしね。だから、わかんないよ、ほんと。俺がデヴィッドに代わって決めるわけじゃないし、バンドの気持ちを代弁してるわけでもないから。明らかにバンドとしてはツアーに出たがってるよ。別に大きなツアーじゃなくてもさ、ステージに出てライヴをいくつかっていうだけでもやりたいよね。でも、どうなるかはもっと先にならないとわからないね」

また、3月11日にリリースとなるデヴィッドの新作『ザ・ネクスト・デイ』について、アールは自身のパートのレコーディングは去年の夏に行ったと語っている。

「やぶからぼうにデヴィッドから連絡があってね、『また現場に戻る準備ができたんだよ。今なにやってる? ツアーとかあるの?』って訊かれて、俺は『いや、ないから日付決めて』って答えて、スケジュール調整をしたんだけど、もうすでにレコーディングは始めてて、俺は7月にスタジオに入って俺のパートを全部録ったんだ」

アルバムの内容についてアールは次のように語っている。

「ロック・トラックがかなり多いと、それは断言できるよ……それとミッド・テンポでかなりかっこいい感じの曲もいくつかあるよ。でも、デヴィッドとやる時にはロックについては俺が担当なんだよね」

その一方でアルバムのプロデューサーを務めたトニー・ヴィスコンティもまた今回の作品が「ロック・アルバム」だと語っていて、先行シングル"ホエア・アー・ウィー・ナウ?"については次のように説明している。

「とても憂いに満ちているんだ。このアルバムでデヴィッドがここまで内省的になっているのはこのトラックだけなんだよ。ほかの曲やアルバムそのものはかなりロック・アルバムという内容になってるから、なんでデヴィッドはこれだけスローで、でも美しいバラードをシングルに持ってきたんだろう、どういう狙いなんだろうって不思議に思ったんだよ。もっとどかんと行く曲を持ってくるべきじゃないかってね。でも、デヴィッドは自身の人生を絶妙に切り開いてきた人間だからね」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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