先頃、船上コーチェラ・フェスのS.S.コーチェラに参加したパルプだが、これを最後に今後の予定はまったく白紙で、新作制作やこれ以上の活動についてはわからないとしている。ただ、S.S.コーチェラの前に行った12月8日のシェフィールドでのライヴでは観客にダウンロード・コードを記したクリスマス・カードが配られて、クリスマスの日に解禁されたこのダウンロードは2001年の『ウィ・ラヴ・ライフ』のセッションで制作された"After You"という楽曲のデモ音源だったという。

"After You"は2000年にロンドンのウェセックス・スタジオでデモが制作された音源で、ドラムのニック・バンクスは「まったくもって失われた名曲だ」だこの曲を評している。

また、この曲のデモ音源はこれまでもネットで流出してきているが、今回配信された音源はそれより1分長いヴァージョンになっているとのことだ。

今後の活動についてジャーヴィス・コッカーは次のようにQ誌に語っている。

「新年の後はなにも予定が入っていないんだ。ただ夕日に向かって巡航していくだけの話だよ。と言うと、詩的かな。特に大袈裟に言いたいことじゃないんだけど、しばらくずっとライヴをやってきたし、どれもいいライヴだったけど、永遠にそれを続けていけるわけじゃないということなんだよ」

S.S.コーチェラを除けば、これまでのところシェフィールドのライヴがバンドにとって最後のライヴとなっている。

"After You"を聴くにはこちらから→
http://soundcloud.com/brilliantmind/pulp-after-you