アップルのストリーミング・サービス、来年の3月までにスタートか?

アップルのストリーミング・サービス、来年の3月までにスタートか?

かねてから囁かれているアップルによるストリーミング・サービスの発足だが、アップルはレコード会社各社との交渉が最終段階に入っていて、広告を営業収入の主体とするストリーミング・サービスを2013年の1月から3月の間にも立ち上げる可能性があるとブルームバーグのニュース・サイトが伝えている。

関係者筋の談話としてブルームバーグは現時点ではアップルとクライアントとの収益の配分の仕方について詰めているところだが、11月中にも合意に至る可能性があるとしている。

アップルの新しいストリーミング・サービスはスポティファイやパンドラに対抗するものになるが、たとえばパンドラでは聴きたくない曲をスキップできる回数の上限や特定のアーティストのトラックの再生回数の上限などが設定されているのに対して、アップルはこうした規制を取り払い、新しいリリース曲や作品をより早く公開できる条件を求めて交渉中だという。

ユニバーサル、ワーナー、ソニーなど大手のレコード会社の人間は、軒並みアップルへ通っているとブルームバーグは伝えている。アップルとしてはPCのブラウザではなく、iPhone、iPad、iPodなど携帯機器で展開するサービスを構想していて、レーベル側は広告料金の値下げと自社アーティスト宣伝を取り上げさせる方策を交渉しているところだという。

アップルにとって、『ビルボード』誌が週間チャート作成にこれまでのセールスやダウンロード・データ以外にも、ストリーミングのデータもチャートの参考データとして導入することを決定したのが今回のストリーミング・サービス立ち上げのきっかけとなったとも言われていて、コカコーラ社などもスポティファイへの出資を検討しているという。
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