イギリスのソングライターの印税収入がここ10年で倍増という結果に

イギリスのソングライターの印税収入がここ10年で倍増という結果に

イギリスの著作権管理団体PRSの調べによると、外国でのイギリスの音楽の人気の影響でイギリスのアーティストの印税収入が倍増したとのことだ。

PRSはイギリスのアーティストの代理としておよそ150ヶ国で発生しているイギリスのアーティストの印税を徴収しているが、昨年1年でイギリスのソングライターや作曲家は世界規模で1億8770万ポンド(約247億7600万円)もの収入を稼ぎ、2010年度と比較して10パーセント増となっているという。PRSは楽曲が公の場で再生されたりした場合に発生する印税も徴収しているが、特にこの数字については10年前の8800万ポンドから倍増しているという。

こうしたイギリスのソングライター・ブームにはアデルの大ヒットや、リアーナやニッキー・ミナージュらメジャー・アーティストがカルヴィン・ハリスやフレイザー・T・スミスなどといったイギリスのソングライターを多用していることが背景になっているという。

また、ライヴによる収入もザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ストーン・ローゼズ、ミューズなどのアーティストらが売切となる興行を続けてきたため、2002年の220万ポンドから2100万ポンド(約27億7200万円)へと増収している。

また、オーディション番組の『X・ファクター』や『アメリカン・アイドル』でイギリスの音楽が使われることで、テレビでの収入も2002年の2900万ポンドから6000万ポンド(約79億2千万円)への増収を見せている。今年1年では全収入は2010年の6億1100万ポンドから6億3080万ポンド(約832億6560万円)への増収を記録した。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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