ザ・ヴァインズのクレイグ・ニコルズが両親に暴行を働いて逮捕されたことが明らかになっている。

クレイグは10月13日に両親の自宅で両親との諍いの後、家庭内での暴行など5つの容疑で逮捕されたと『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙が伝えている。記事によれば、クレイグは母親の頭部を2度殴打した後、通報に応じて駆けつけて取り押さえようとした警官に激しく抵抗。警官らは催涙スプレー使ってようやくクレイグの身柄を確保したが、この際、警官のひとりが怪我を負ったという。

クレイグは10月17日にサザランド地方裁判所に出頭する予定になっているが、暴行2件のほか、ストーカー規制法などの容疑を問われるという。

事件についてロバート・ダンカン警部は次のように語っている。「ニコルズ容疑者は警察を避けようとして暴行に及びました。もみあいとなり、警官のひとりは肘や膝に擦り傷、切り傷、打撲を負うことになり、セイント・ジョージ病院で治療を受けることになりました」。

クレイグはアスペルガー症候群を患っていることでもよく知られていて、2008年にはクレイグの精神状態が著しく悪化したためツアーなどがすべて中止に追い込まれている。ザ・ヴァインズは5枚目のアルバム『フューチャー・プリミティヴ』を昨年リリースしているが、現在バンドはクレイグひとりという状態に陥っていると伝えられている。

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