レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、07年の再結成ライヴから2年は映像を観られなかったと語る

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、07年の再結成ライヴから2年は映像を観られなかったと語る - レッド・ツェッペリン『祭典の日(奇跡のライヴ)』11月21日発売レッド・ツェッペリン『祭典の日(奇跡のライヴ)』11月21日発売

2007年にロンドンのO2アリーナで行われた再結成ライヴ映像『祭典の日(奇跡のライヴ)』の全世界同時のプレミア上映が10月17日、18日に決定しているレッド・ツェッペリンだが、ジミー・ペイジは自身と他のメンバーが映像をしっかり観られるようになるまで2年かかったとロンドンでの特別プレミア試写の際に語っていて、今回のリリースを準備するまでには3年かかったことを明らかにしている。

ロンドンでのプレミアの後、ジミーは『NME』に次のように語っている。「もし再結成をやるんだとしたら、しっかり打って出てきっちりやるということが重要だったんだ。ぼくたちは相当な時間と労力をつぎ込んだし、そのおかげでみんながこれから観る作品の内容となったんだよ。しかも、1度きりのライヴで、それ以外にはやってないんだよね。ウォームアップ・ライヴもないし、その後のライヴもなし。そもそも映画を作ることを趣旨にしたものではまったくなかったんだよ。だから、作品として出すのに少し時間もかかっちゃったわけで、実際にやってからはもうちょっと客観的に観られるようになるまで、ぼくたちも2年間はこの映像は観なかったんだよ」。

また、ステージでは実はサウンド面で事故も生じていたが、リハーサルをみっちりこなしていたため、うまく立ち回ることができたとも語っている。

「最初の2曲ではステージでモニターが聴こえなかったんだよ。だから、それだけぼくたちはこのライヴに備えていたっていうことなんだね。その安定感はライヴの間、どんどん強くなっていったんだ」

また、この日のプレミアにはロバート・プラントも出席し、この日のライヴ演目については"フォー・ユア・ライフ"が一番気に入っているとしていて、その理由として「これまで俺たちもやってなかった曲だったから」と説明している。また、カサビアンのサージ・ピッツォーノはレッド・ツェッペリンを「単純にとてつもないロックンロール・バンド」と説明している。

また、ジミー、ロバート、ジョン・ポール・ジョーンズは3人とも次の再結成についての質問については返答を避けた。先にニューヨークの記者会見ではロバートは今すぐに再結成できないわけを長々と次のようにも説明していた。

「あの夜(O2でのライヴ)は本当にうまくやれて自分たちで思っていたものを遥かに超えたことができて本当に嬉しかったよ。本当に飛び立ったような瞬間が いくつもあの日はあったんだよ。でも、その後もまた週に4日のペースで同じことをやりたいかどうかはまた違う話なんだね。とにかく、本末転倒になることだ けは避けたいところなんだ。もし俺たちが俺たちの時間の使い方のなかでなにかができるということになれば、その時は本当になにかが起きると思うよ。なの で、通信社などの記者で馬鹿げた質問をしている人に言いたいんだけど、そんな質問に瞬時に応えられるものかどうか、よく考えてみてほしい。自分たちがどれ だけのものを持っているかなんてことは言われなくたってわかってるよ」

『祭典の日(奇跡のライヴ)』は11月21日にソフトとしてのリリースが予定されている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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