リアム・ギャラガー、90年代のブラーとのけなし合い舌戦は楽しくてやってただけと語る

リアム・ギャラガー、90年代のブラーとのけなし合い舌戦は楽しくてやってただけと語る

リアム・ギャラガーは60周年記念号となった『NME』最新号で、かつてライヴァルとしてブラーと張り合った時代を回想している。

もともと『NME』の誌面を舞台に始まったオアシスとブラーの対立(ケナし合い)関係は90年代初頭から盛り上がったブリット・ポップに全国的な関心を集めた必須のファクターともなったが、今回の特集号で今ではビーディ・アイを率いるリアムは当時のデーモン・アルバーンとブラーの面々は嫌いだったとしながらも、メディアでの激しい舌戦はおもしろくてやっていただけだと明かしている。

当時の対立関係は実際にはプレスによって仕立てられたものだったのかという問いにリアムはこう答えている。「そんなことないと思うよ。あの頃、俺はブラーが嫌いで、ロンドンのただのチャラいバンドで、俺たちとはまるで別物だと思ってたからね。メディアの方でけしかけたところもいろいろあっただろうけど、俺の好みについては他人の指図は受けないからな。あれは全部おもしろくてやってただけなんだよ」

なお、『NME』60周年記念号では、リアムのほか、ノエル・ギャラガー、アークティック・モンキーズ、パティ・スミス、ジョン・ライドン、マニック・ストリート・プリーチャーズ、ザ・キラーズとポール・ウェラーがそれぞれに8種の表紙を飾っている。

記事では8人がそれぞれに『NME』との関係を振り返っていて、いい時、悪い時、そして最もおかしな思い出について語っている。そのほかにもカサビアン、グリーン・デイ、ビッフィ・クライロ、ベス・ディットーがそれぞれに一番好きだった『NME』の表紙について語るインタヴューも掲載されている。

また、この60周年記念号には『NME』の第1号の復刻版が付録になっている。この創刊号は1952年に刊行されたもので、ヴェラ・リン、アラン・ディーン、ヒース・アンド・ヒルトンなど当時最大のスターの記事が掲載されていて、さらに2ビートのディキシーランド・ジャズと4ビートのビッグ・バンド・ジャズのどちらが上かという特集も組まれている。

さらに、当時のニュースもふんだんに掲載されていて、近い将来に政府がイギリスでも民間ラジオ局の設立を促すはずだという独占観測記事も紹介されている。そのほかには音楽最新情報として「アメリカのセクシー・シンガー」、トニー・ベネットが紹介されている。その後、トニーはエイミー・ワインハウスとデュエットをレコーディングすることにもなった。

また、本誌の方ではバット・フォー・ラッシェズ、ザ・フューチャーヘッズ、ケイト・ナッシュ、ギャロウズ、チャーリーXCX、メイジャー・レイザーなどのアーティストからの60周年のお祝いの言葉を掲載している。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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