ノエル・ギャラガー、もはやロック・スターは絶滅すると語る

ノエル・ギャラガー、もはやロック・スターは絶滅すると語る

ノエル・ギャラガーはロック・アーティストはもはやロック・スターと呼べるようなライフスタイルをまかなえるような稼ぎもないため、ロック・スターそのものが死に絶えるはずだと語っている。

サンデイ・エクスプレス紙の取材に応えて、ノエルは音楽業界は完全に変わってしまい、レコードをリリースすることで一攫千金を図るような時代は終わったと次のように語っている。

「ロック・スターダムは今後誰もロック・スターといえるほど稼げなくなるから死に絶えることになるんだよ。みんな仕事に精を出すミュージシャンになり果てるんだね。もう信じられないよ。音楽業界はすっかり様変わりしちゃったからね。俺たちが契約して足を踏み入れた音楽業界なんてもはや存在していないからね」

さらに自身がスターダムに駆け上ってから業界がどれだけ変わったのかを次のようにも語っている。「すごいなと思うのは、60年代に編み出された金儲けとレコードを売りまくるシステムが30年ばかりうまくいった後、10年くらいしたら、すっかり姿を消してもう二度と再現できなくなっているっていうことなんだよ」。

「かつてはね、レコード会社のA&Rが才能を発掘しにライヴに通ったりデモを漁ったりして、新人はレコード会社に『チャンスをくれ』と訴えるようなものだったんだよ。でも、もうそういう仕組みじゃ動いてないんだよ」

その一方でノエルは10月15日に初のソロ・ライヴDVD『International Magic Live At The O2』をリリースする。内容は2月26日のライヴを完全収録したもので、さらにボーナス・ディスクではノエルが神的天才賞に輝いたNME大賞授賞式でのパフォーマンスやカナダのトロントのモッド・クラブでのアコースティック・ライヴ、さらにシングル3曲のヴィデオなども収録されるという。また、一説ではマンチェスター・シティが優勝を決めた試合をチリのスポーツ・バーで観戦して感激のあまり泣きじゃくる映像なども含まれているのではないかと噂されている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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