ポール・ウェラー、昨今の再結成ブームについて「正直言って食傷気味だ」と語る

ポール・ウェラー、昨今の再結成ブームについて「正直言って食傷気味だ」と語る

ポール・ウェラーは最近のバンド再結成ブームに苦言を呈している。

今年はブラーやパルプなどが再結成ライヴを行っていて、さらに今年最大の再結成となったザ・ストーン・ローゼズのライヴもポール自身ロンドンでのシークレット・ライヴに姿を現したことで知られている。

ただ、自身についてはザ・ジャムもザ・スタイル・カウンシルについても再結成するつもりはないと次のように『ザ・ミラー』紙に語っている。「(最近の再結成ブームについては)正直おかしいんじゃないかって感じだし、ちょっと食傷気味になってきてるね。でも、今はこれが一番儲かるビジネスになってきてるし、バンドの再結成とノスタルジアにこれだけの時間と労力が使われていることについてすごくがっかりしてしまうよ。登場しても見向きもされない、新しいバンドや若いバンドについてはどうなってしまうんだろうというね」

さらにバンドの再結成ブームはインスピレーションの欠乏を象徴していると次のようにも語っている。「(再結成がこれほど多いのは)どうしてなのかはわからないけどね。なんでここまで流行ってるのかね。みんな自分の知ってることや楽ちんなことや安全なことにしがみついてるからなのかな? でもさ、俺が一緒に育って好んでたアーティストらはみんな自分のやれる能力を押し広げようとしてたっていう、そういう時代から俺はやってきてるんだけど、そういう気概が今はもうあんまり感じられないよね。どれも同じようなことやってるように思えて、すごく残念だよ」。

ポールは10月に日本とアメリカ公演を控えている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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