今年のアメリカの上半期はポップとロック部門がトップ20のうち過半数を独占

今年のアメリカの上半期はポップとロック部門がトップ20のうち過半数を独占

『ビルボード』誌によると、今年の上半期が終わった時点でのアメリカのセールス・トップ20は昨年の同時期にポップ部門がおよそ半分を占めていたのが、今年は6作品と後退しているという。そのポップ勢で先頭を切っているのはアデルの『21』でここ半年で369万枚のセールスを誇っている。

そのほかではワン・ダイレクションの『アップ・オールナイト』が89万枚で3位、『Now41』コンピ盤が71万枚で5位、アデルの『19』が53万枚で10位、ジャスティン・ビーバーの『ビリーヴ』は49万枚で12位、マドンナの『MDNA』は48万枚で13位につけている。

今年の傾向としてはポップ、ロック、R&B/ヒップホップ、カントリーの4部門がそれぞれに6作品、5作品、4作品、5作品とほぼ拮抗する比率でトップ20を占めたことになるが、ロックに関してはゴティエの『メイキング・ミラーズ』が53万枚で最高位の11位だった。なお、昨年の同じ時期のロックの最高位はマムフォード・アンド・サンズの『サイ・ノー・モア』が93万枚で3位だった。

ゴティエ以外でトップ20入りしたロック・アーティストはブルース・スプリングスティーン、ザ・ブラック・キーズ、コールドプレイが15、16、18位につけていて、さらにアーケイド・ファイアらの楽曲を収録した映画『ハンガーゲーム』のサントラ盤『The Hunger Games: Songs from District 12 and Beyond』が19位となった。

R&B/ヒップホップでは、ホイットニー・ヒューストン、ニッキー・ミナージュ、ドレイク、リアーナがそれぞれに4、8、9、17位につけているが、実は2位はライオネル・リッチーとなっている。どうしてライオネルがR&B/ヒップホップ部門に入っていないのかというと、対象となっている『Tuskegee』がカントリーとしてのセルフ・カヴァーと新曲を収録したものだったからだ。

20位までのランキングは以下の通り。
1 Adele-21 3,668,000
2 Lionel Richie-Tuskegee 912,000
3 One Direction-Up All Night 899,000
4 Whitney Houston-Whitney: The Greatest Hits 818,000
5 Various Artists-Now 41 714,000
6 Carrie Underwood-Blown Away 602,000
7 Luke Bryan-Tallgates & Tanlines 574,000
8 Nicki Minaj-Pink Friday: Roman Reloaded 557,000
9 Drake-Take Care 549,000
10 Adele-19 539,000
11 Gotye-Making Mirrors 538,000
12 Justin Bieber-Believe 490,000
13 Madonna-MDNA 484,000
14 Lady Antebellum-Own the Night 465,000
15 Bruce Springsteen-Wrecking Ball 425,000
16 The Black Keys-El Camino 424,000
17 Rihanna-Talk That Talk 424,000
18 Coldplay-Mylo Xyloto 415,000
19 Soundtrack-The Hunger Games: Songs From District 12 and Beyond 402,000
20 Jason Aldean-My Kinda Party 399,000
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