2010年に最後のアルバム『蠍団とどめの一撃』をリリースし、最後となるツアーを続けてきたザ・スコーピオンズは活動をやめて解散することはしないと発表したとニュース・サイトのAZセントラルが伝えている。
バンドはアルバム制作もツアーも今回で最後だとしていたが、ギターのマシアス・ジャブスは将来的な活動について考えを改めたことを次のように語っている。
「俺たちは今回のツアーをさよならツアーとして命名して、これがアメリカで演奏する最後だと、どこへ行ってもこれで最後になると信じて、そう考えてやってきたんだよ。けれども、いまだにツアーは続いてるからね。オーディエンスと興行業者からの需要のおかげでね」
ただ、マシアスはこれからは「ツアーからスタジオに入って、スタジオを出たらツアーにも出て」というサイクルはもうやめることにすると明らかにしているが、次のように語っている。「ただ、ザ・スコーピオンズは解散しないよ。俺たちの手元には映像が山ほどあるからね。これを使ってアンソロジーのようものを、ボックス・セットみたいなものにとりかかろうと思うんだ。それに今後、ライヴをやらないとも言ってないわけだからね。どこかで単発ライヴをやるとか。そういうことも考えられるよ」
また、2014年にブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップの開幕セレモニーのパフォーマンスに出演する話も進んでいるが、まだ確定していないとのこと。ザ・スコーピオンズのさよならツアーは12月まで続くことになっている。