ザ・ハイヴス、ここ10年のロックンロールは「かなりクソだ」と語る

ザ・ハイヴス、ここ10年のロックンロールは「かなりクソだ」と語る - ザ・ハイヴス『レックス・ハイヴス』6月27日発売ザ・ハイヴス『レックス・ハイヴス』6月27日発売

6月27日に2007年の『ブラック・アンド・ホワイト』以来となる新作『レックス・ハイヴス』をリリースするザ・ハイヴスは現在のロックンロールの状況について「かなりクソだ」と断定している。

ザ・ガーディアン紙の取材に応えたヴォーカルのハウリン・ペレ・アームクヴィストは次のようにここ10年のロックンロールを嘆いている。

「もう相当長い間、かなりクソな状態だと俺は思ってるよ。表面だけをなぞればいつもよさげなものはあるんだけどね。でも、グラミー賞のロック部門の候補とかを見ると、いいロック・バンドはここ10年不在だとわかるんだ。どれもポップ・バンドにディストーション・ギターを合わせたものばかりなんだよ」

では、エモは好きなのかと訊かれるとペレはそれもまた「かなりクソだ」と答え、こう続けている。「一応ロックンロールだと言い張ってはいるけど、いつもいつも泣き言を言ってるだけの連中だよね。ロックンロールっていうのは50人くらいの酔っ払いがひとつの部屋で楽しいことしたいっていうものなのに、中流の後ろめたさと世を悲観するものとして歪曲化されるとものすごくセクシーではなくなるんだよ。俺たちのロックロールについてはいつもセクシュアルであってほしいんだな」

バンドは今月末からアメリカ・ヨーロッパを精力的にツアーすることになっていて、レディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルへの出演も予定している。なお、12曲収録した新作についてペレはこれまで、一部の曲はこれまでの作風から大きな飛躍を遂げているが、それでいてアルバムは「しっかりザ・ハイヴスの音になっている」と語っている。

シングル"Go Right Ahead"のスタジオ・ライヴ映像はこちらから→


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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