今年イギリスで最もストリーミングされているアーティストはエド・シーランと判明
2012.05.11 12:00
イギリスのチャートをまとめているオフィシャル・チャーツ・カンパニーはスポティファイ、ナップスター、ディーザーなどのストリーミング・サーヴィスなどのデータを合わせた週間ランキングを準備しているというが、その調べでエド・シーランが2012年で最もストリーミングされたアーティストとなったことが明らかになったそう。
今回明らかになったランキングでは、他にラナ・デル・レイ、デヴィッド・ゲッタ、リアーナ、コールドプレイがストリーミング・アーティスト・トップ5のうちに入っているが、その一方で今年に入って最もストリーミングされた単独の曲はゴティエの"Somebody That I Used To Know"になっている。また、ジェシー・Jの"ドミノ"、デヴィッド・ゲッタの"タイタニウム"も人気の高いトラックとなっている。
オフィシャル・チャーツ・カンパニーのマーティン・タルボットはストリーミング・チャートの立ち上げについてイギリスのミュージック・ストリーミングにとって、まさにジャンルとして独り立ちする重要な機会だと語っている。
「スポティファイ、ディーザー、ナップスター、ウィー7などのサーヴィスはここ数年にそれぞれのオーディエンスを開発してきていて、数十万規模の音楽ファンに毎週数百万に及ぶストリーミングを提供している状況になっています。この度史上初めて、そうしたストリーミングにおいて実際にはなにが聴かれているのか、来週から手に取るようにわかるようになります」
ただ、オフィシャル・チャーツ・カンパニーでは単なるストリーミング・チャートで済ませるつもりでもなく、ヴィデオ・ストリーミングのチャートの導入も考えていて、こうしたチャートを立ち上げるべくさまざまな交渉に入っているという。
今回のストリーミング・チャートは携帯サイトのチャーツナウ、販売業団体のエンターテイメント・リテイラーズ・アソシエーション、さらにイギリス・レコード産業協会(BPI)らの協力によって編纂されている。
(c) NME.COM / IPC Media 2012