アークティック・モンキーズ、新作の方向性をさらに語る

アークティック・モンキーズ、新作の方向性をさらに語る - アークティック・モンキーズ 最新作『サック・イット・アンド・シー』アークティック・モンキーズ 最新作『サック・イット・アンド・シー』

現在ザ・ブラック・キーズとアメリカ・ツアー中のアークティック・モンキーズだが、制作の準備をしているという『サック・イット・アンド・シー』に次ぐ新作の方向性などについてさらに明らかにしている。

スピナーとの取材に応えたベースのニック・オマリーは飽くまでもまだ始まったばかりの話だからと断った上で、バンドが今なにをやりたがっているのかざっと見えてきたものがあると語っている。

「まだ本当にごく初期の段階にしかないから。曲だってひとつも仕上がってないわけだし、だから、どんなレコードになるかなんてなかなか言えるもんでもないと思うよ。でも、今この瞬間の俺たちは速い曲を演奏するのをすごく楽しんでるから、ひょっとしたらそういう方向性に行くのかなっていう兆しなのかもしれないよね」

また、ドラムのマット・ヘルダースは4月21日のレコード・ストア・デイにリリースしたシングル"R U Mine?" / "Electricity" が新作に収録されることはないだろうが、今後バンドがやっていくことの前触れにはなっているのかもしれないと語っている。

「"R U Mine?"や"Electricity"は単発のシングルでしかないけど、ニックも言ったようにそういう曲が俺たちが直近でやってきたものでもあるわけだから、それが俺たちの今書こうとしているものの兆しになってるっていうことなら、そういう方向に行くのかもしれないってことだよね」

また、マットはレコード・ストア・デイにリリースしたパープルのカラー・アナログ盤シングルについて触れ、レコード・ストア・デイに関わることの重要性を次のように説明している。

「やっぱりみんなに今提供されている音楽について、もっといい聴き方もあるんだよってわかってもらうためにもレコード・ストア・デイはやった方がいいと思うんだよね。実際、いいことなんだし。するとそこにバンドが関わってきて、なにか特別なことをやって、それが特典となってみんなも買う気になるってことなんだろうと思うけど。例えば、俺たちのレコードはパープルだったわけで、見た目にはちょっと魅力的でもあるわけでさ。ただ、どうしてパープルになったのかはわからないんだけど。でも確かにホワイトだったら前にもやったかなあっていう」

実際、なんでパープルだったのでしょうとさらに訊かれるとマットは「俺たちバーニーのファンなんだよ」と答えたとか。バーニーとはアメリカの幼児向けアニメのキャラクターで、パープルのチラノザウルスのこと。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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