4月25日に新作『ブランダーバス』をリリースしたジャック・ホワイトだが、まだ仕上がっていない曲が12曲もあると語っていて、早いうちに次回作に着手するかもしれないとほのめかしている。
ジャックはBBCラジオのゼイン・ロウに対して新作の制作についてこう語っている。「ある時点でアルバムに必要な曲は揃ってたんだけど、どんどん書き続けちゃってね……おかげでまだ仕上がってない曲が12曲は揃ってるんだ」。
「ホワイト・ストライプスでライヴでは特にやらなかった曲、ラカンターズでは特にはまらなかった曲、あるいは俺がバンドに持ち寄った曲とか、たとえば“アイ・カット・ライク・ア・バッファロー”みたいなね、そういう曲がいろいろあって、これからはそれにしっかり取りかかれるということなんだよ」
さらにジャックは現時点で、全員男性のバンドと全員女性のバンドをひとつずつ従えていて、ライヴ向けのセットリストを用意していないことを次のように説明している。
「楽なやり方は野郎4、5人探してきて、俺の背後に居てもらってレコードとまったく同じように演奏してもらうってものなんだよね。でも、そういうやり方で自分もお客さんも飽き飽きはさせたくなかったし、そういうノスタルジア的なものとしてもやりたくなかったんだよ」
「デッド・ウェザーのトラックだろうと、ラカンターズだろうと、ホワイト・ストライプスだろうと、どんな曲であろうと、その瞬間に生きてなきゃならないんだ。ステージにいる全員にとってなにか新しいものじゃなきゃならないし、何年か前にやったことのやり直しっていうもんじゃだめなんだよ。そういうことで俺は時間を浪費したくないんだ」
ジャックは4月23日にソロとして初のイギリスでのライヴを行ったが、4月29日付のアルバム・チャートではアデルを押さえて1位に輝きそうな勢いを見せている。また、来週のビルボード・チャートでも1位を獲りそうな勢いも見せているとか。
なお、ジャックはディズニーが来年5月公開を目指して製作している映画『The Lone Ranger』のサントラを書くことになるとも明らかにしている。
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