デーモン・アルバーン、ブラーとゴリラズはどちらも終わっていないと語る

デーモン・アルバーン、ブラーとゴリラズはどちらも終わっていないと語る

先にブラーとゴリラズの両ユニットが終わるかもしれないという発言が伝えられていたブラーのデーモン・アルバーンだが、ここにきて、ブラーもゴリラズも終わったなどということはないと否定している。

ブラーは8月12日にロンドンのハイド・パークで開催されるオリンピックの閉幕記念イヴェントでライヴを行うことになっているが、これがバンドにとっては最後になると思うとデーモンが語ったと『ガーディアン』紙が伝えていた。さらにゴリラズの今後についても、ヴィジュアルを担当しているジェイミー・ヒューレットとの意見の対立があったため、当分の間はこの先の活動は見込めないと語ったと同じ記事で伝えられていた。

しかし、ここにきて『メトロ』誌の取材に応えたデーモンはブラーの「始まりについても終わりについても話し合ったりはしていない」と語っている。

8月のハイド・パークがブラーにとってのラスト・ライヴになるのかという問いにデーモンは次のように答えている。

「いや。そもそもそれ(ハイド・パークが最後だという説)はものすごく長時間にわたった取材の、かなり興味深い箇所だけ摘み取った記事からきている話でね。そもそもハイド・パークをやる時にぼくたちがどんな気持ちになるのかなんてわからないことだし。日によってこう感じたとしても、別な日にはまったく違ったことを感じたりもするわけだから。あることをキャリアとして見ているわけではなく、むしろ、自分の人生における重要なものとして見ている場合、自分がこの先それについてどう感じるのかなんてわからないものなんだよ。ぼくたちはすごいパフォーマンスを実現させたいなとは思っているけど、なにかを始めるとか終わらせるとか、そういう話はぼくたちの間では一言もしていないよ」

さらにゴリラズがプロジェクトとして終わってしまったのかという問いについて、デーモンはこれも否定して、ジェイミーともいずれ和解したらもう1枚アルバムを制作することになるだろうと語っている。

「ジェイミー・ヒューレットとぼくとの間の意見の違いをきちんと整理したら、またレコードを作ることになるよ。ぼくたちはこれまでもっとしんどいことを乗り越えてきてるんだから、こんなことで暗礁に乗り上げるはずがないから。ただ、友達同士でもよくあるように喧嘩になっちゃっただけなんだ。友達と喧嘩してまたその後に仲直りするなんて、なにもぼくだけがやってることじゃないよ。みんなやってることだよ」

また、デーモンはハイド・パークでのライヴについてとても楽しみにしていると次のように語っている。

「ブラーとのライヴは大好きなんだよ。これまで経験したなかでも、一番好きな感じがあるんだ。でも、あんまりこういう話に執着してバカを見て台無しにはしたくないんだよ。それに44歳にもなってステージで飛び跳ねることには一抹の不安も覚えるんだけどね、飛び跳ねること自体は大好きなんだよ」

なお、ブラーはハイド・パーク出演の前にはスウェーデンのウェイ・アウト・フェスティヴァルへの出演も予定している。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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