ブラーのデーモン、ハイド・パーク・ライヴを最後にブラーに終止符を打ちたいと語る

ブラーのデーモン、ハイド・パーク・ライヴを最後にブラーに終止符を打ちたいと語る - ブラー 2003年作品『シンク・タンク』ブラー 2003年作品『シンク・タンク』

ブラーは8月12日にロンドン・オリンピック閉幕記念イヴェントとして、ハイド・パークでライヴを行うが、ヴォーカルのデーモン・アルバーンはこれがブラーとしての最後の活動になるかもしれないと語っている。

ザ・ガーディアン紙の取材に応えたデーモンは、ハイド・パーク以降にバンドとしてまたライヴをやる可能性はあるのかという問いに「いや、特にないね」と答え、するとこれがバンドにとって最後となるのかと訊かれて「ぼくはそう思うよ」と語っている。

さらにデーモンはこう続けている。「で、それが事実となってくれればいいんだけどね。つまり、こうやってぼくたちは終わりにすると。でも、わかんないもんだからね。脚本を書いていても、結局、思いもよらなかった展開になったり……まあ、ぼくがひとつ学んだことがあるとすれば、それはぼくがどんなに懸命に仕込んだり準備をして、なにがどうなるのか全部わかったつもりになっても、結局なにも思ったとおりにはならないってことでね」

また、デーモンはブラーとしてのレコーディングに伴う困難についても「難しい」と説明している。

「ぼくとしてはグレアム(・コクソン)とレコーディングするのはすごく楽なんだ。グレアムはミュージシャンが本職で今でも現役だからね。でも、他のふたり(アレックス・ジェイムス、デイヴ・ラウントゥリー)については、なかなか勘が戻ってこないようなんだよ。わかるかな? ライヴをやってる分にはいいんだよ。ぼくたちのマジックみたいなものはまだあるんだ。でも、新しいものをレコーディングしたり、アイディアをやりとりするとなると、かなり難しいんだよね」

また、ハイド・パークでのライヴ以降はデーモンもしばらく時間ができるとのことだが、ゴリラズについてはヴィジュアル面でのクリエイターであるアニメーターのジェイミー・ヒューレットと最新作『プラスティック・ビーチ』とそのツアーのメイキングで深刻な意見の対立があったため、当分ゴリラズにとりかかることはなさそうだとしている。

「と言うと、なんか大人げない感じだよね? でも、大人げないことって実際に起きるもんなんだよ。ほんと残念だね」

なお、ブラーはハイド・パークの後、スウェーデンのウェイ・アウト・ウェスト・フェスティヴァルへもヘッドライナー出演を予定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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