リル・ウェインが籍を置くキャッシュ・マネー・レコードと契約し、ヨーロッパ・ツアー終了後は新作制作に入るとされているリンプ・ビズキットだが、ヴォーカルのフレッド・ダーストはバンドのメンバー2人をクビにする意向を決めているとか。
槍玉にあがっているのはドラムのジョン・オットーとDJリーサルで、フレッドはふたりのパーティ三昧ライフスタイルにおかんむりなのだとTMZが伝えている。これに対してDJリーサルは次のようにツイートしたとか。
「フレッドはジョン・オットーと俺を含まない、新しいリンプ計画を練ってるらしい……フレッドはパーティしたりハメはずしたりする俺たちのライフスタイルを認めようとしないんだ……俺も連絡を取ろうとして事態の収拾を図ろうとしたんだけど、フレッドはもう心を決めたみたいだ」
「もともと俺が中毒なのは音楽を作ることなんだ。ツアーでパーティを何度かやったくらいで中毒ってことにはならないだろう? もし中毒だったとしても、友達だったら助けるもんじゃないの? 切り捨てることでなんの足しになるんだよ? 俺がフレッドだったらまず手を差し伸べようとするけどな」
さらにリーサルはTMZに次のように語っている。「俺たちはここ4年みんな一緒に努力してようやく今いるところまでリンプ・ビズキットを戻したんだよ。なのに、バンドが新しい契約にありついて新しいチャンスを得たところで、いきなり通りにつまみ出されるっていうのはちょっといただけないぜ」。
これに対してリンプのギターのウェス・ボーランドは次のようにツイートしている。
「DJリーサルはこれを公にするべきではなかったし、それにみんな(ファン)もこんな個人的で、気分の悪い話にさらされるべきではなかったんだ」
「リンプ・ビズキットは今もバンドとして機能しているし、これからも前に進んでいく。この状況から最善の選択をするために最大の努力を払っているところだよ」
なお、バンドはリル・ウェインとの共演シングル"Ready to Go"を準備していると言われ、その後、EPとフルアルバムのリリースを予定している。