元ガンズのスラッシュ、ダウンロードによって新譜の「不思議な興奮」が失われたと語る

元ガンズのスラッシュ、ダウンロードによって新譜の「不思議な興奮」が失われたと語る - 5月16日リリース『Apocalyptic Love』5月16日リリース『Apocalyptic Love』

5月16日にセカンド・ソロ『Apocalyptic Love』をリリースする元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは音楽がかつてあった「不思議な興奮」を失ってしまっていると語っている。

アブソリュート・ラジオの取材を受けたスラッシュは音源ダウンロードの増大とCDの売上減少によって、音楽を初めて聴く時の興奮が損なわれていると語っている。

「新しい(アナログ・)レコードがリリースされると、そこには一種の興奮が伴ったわけでさ、パッケージそのものも結構でかかったんだよね。新しいレコードを聴きながら、つぶさにジャケットを吟味したものなんだよ」とスラッシュは語っている。

「ああいうジャケットが時代とともになくなったのは寂しかったけど、でも、CDだったら少なくともまだブックレットが残ってたわけだよね。それがデジタルになると『もうなんにも実体がないんだ』っていう状況のわけでさ」

さらにスラッシュはこう続けている。「直に触れてみることさえもうできないんだよ。確かに便利だけど、それじゃああの不思議な興奮はないんだよな」。

4月14日にオハイオ州クリーヴランドで行われるロックンロール名誉の殿堂の殿堂入り式典でガンズ・アンド・ローゼズのファースト『アペタイト・フォー・ディストラクション』に貢献したメンバーが全員揃うことが明らかになっているが、先週スラッシュはオリジナル・ラインナップでのパフォーマンスは行われないとも明らかにしている。

なお、スラッシュは6月6日にロンドンのハマースミス・オデオンでソロ・ライヴを予定していて、そのままダウンロード・フェスティヴァルでもセカンド・ステージのヘッドライナー出演もする予定だ。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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