右派キリスト教団がレディオヘッドを頭のおかしな猿軍団と批判

右派キリスト教団がレディオヘッドを頭のおかしな猿軍団と批判

今月からアメリカ・ツアーに乗り出しているレディオヘッドだが、ミズーリ州カンザスシティで3月11日に行われたライヴがキリスト教右派のウェストボロ・バプテスト教会の信者らによる抗議に見舞われた。

ライヴが行われたスプリント・センターに信者は集結してライヴへの抗議を訴えたが、バンドのプロデューサーを長く務めているナイジェル・ゴドリッチは抗議の様子をツイッターでアップして「今度のツアーのハイライト」と揶揄している。

物議をかもすことの多いこの教会だが、ホームページではバンドのことを「ありきたりの曲だけ揃った頭のおかしな猿集団」と説明し、こう糾弾している。「人々の関心をあんなナンセンスへと向けて、天上でそれを見守っている神の怒りに注意を向けないとはどういうことなのか。『あの猿回し集団と吹けば飛ぶような軽薄な出し物を観てみろ』などといわれているのに」。

教会側はさらにこう続けている。「神はこの国を滅ぼしつつあり、あなたがたすべての人生がその影響を受けている。あなたがたの国の装いの生地を神の蛾が静かに食べ進んでいる。レディオヘッドとはそんなイヴェントでしかないのだ」。

実はウェストボロ・バプテスト教会がロック・ミュージシャンを攻撃したのはこれが初めてのことではない。昨年の9月にも教会はフー・ファイターズのライヴへの抗議集会を決行したが、これに対してバンド側はコメディ・ソングの演奏という形で対抗した。フー・ファイターズは昨年のアメリカ・ツアー告知ヴィデオの際に扮した田舎トラック野郎のバンドに再び扮して、教会側の抗議に挑発するようにトラックの荷台に登場し、バンドが書き下した同性愛応援ソング“Keep It Clean”を披露した。


フー・ファイターズの“Keep It Clean”ドキュメント動画はこちらから→

http://www.youtube.com/watch?v=6e5hRLbCaCs


昨年のアメリカ・ツアー告知動画はこちらから→

http://www.youtube.com/watch?v=E1sTM_yEPFU&feature=relmfu



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