先頃リル・ウェインらを抱えるヒップホップ・レーベル、キャッシュ・マニーへの移籍を決めたリンプ・ビズキットのフレッド・ダーストはこれまででも最もヘヴィーでクレイジーな新作EPに向けて制作を続けていて、「混乱と狂気」に満ちた内容になるとビルボード誌に語っている。
「史上最高のヘヴィーでクレイジーなメタル・アルバムになるんだ。そうやって超ぶっといド迫力のヒップ=ロック・トラックの数々とのバランスを取って、このアルバムの核となるわけだ。俺たちの目指してる方向についてきてくれるみんなのために、混乱と狂気を生み出してみるというものなんだ」
また、来週リリースすることになるリル・ウェインとのジョイント・シングル“Ready to Go”についてフレッドはこう語っている。「もうモンスターのようなサウンドで、文字通り、聴いててヤバいよ。ロックンロールを生み出し、その後メタルも作り出したそもそもの反逆的で不穏なものの音がするんだ」。
「みんなにはこれはただの序章だとわかってほしいんだよ。リンプとリル・ウェインが5分の間になにができるのかって、そのさわりだけ披露してるんだっていう。もう生活圏が一緒になって、同じ一家になったんだからね、これからどんなことがやれるものかとくとみさせてやるぞと。俺としてはこれからがものすごく楽しみなんだ」
また、キャッシュ・マニーの創業者であるブライアン・バードマン・ウィリアムズも先頃リンプ・ビズキットが現在ツアー中のオーストラリアから戻った時点で新作の制作に入ることを明らかにしている。「あとはスタジオに入って仕上げるだけなんだよ。アルバムは今年中に出そうと思ってるけれども、とりあえずシングルを出すってことでね。そこからいろんなヴァイブを発信していくんだよ」。
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