アダム・ランバート「クィーンでフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはない」

  • アダム・ランバート「クィーンでフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはない」 - クィーン『グレイテスト・ヒッツ』

    クィーン『グレイテスト・ヒッツ』

  • アダム・ランバート「クィーンでフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはない」 - アダム・ランバート2012年作『トレスパッシング』

    アダム・ランバート2012年作『トレスパッシング』

  • アダム・ランバート「クィーンでフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはない」 - クィーン『グレイテスト・ヒッツ』
  • アダム・ランバート「クィーンでフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはない」 - アダム・ランバート2012年作『トレスパッシング』

7月にイギリスで開催されるソニスフィア・フェスティヴァルにアメリカの人気オーディション番組出身の歌手アダム・ランバートをヴォーカルに迎えて出演することで話題を呼んでいるクィーンだが、アダムはファンから拒絶される可能性についても臆してはいないと明らかにしている。

NMEとの取材に応えたアダムはイギリスのロック・フェスティヴァルには気に入らないアクトに対してオーディエンスがペットボトルなどを一斉に放り込む「ボトリング」という伝統もあると伝えられると、そうした実際については知らなかったとしながらも、こうしたイギリスの悪癖に対して「すごいね!」と快活に応じている。

「じゃあ、ぼくも自分の頭を守るようなものをつけるようにみんなで話さないとね。ヘルメットをかぶるのがいいな。それだったらファッション的にもちょっと際立ってくるよね」

しかし、その一方でアダムはクィーンのヴォーカルで今は亡きフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはないとも明らかにしている。

「ぼくの見方としてはぼくはフレディの代わりを演じるつもりも、フレディの上を行くつもりも、フレディと競うつもりもまったくないし、そんなことはまるで考えてないし、フレディとバンドとで書いた音楽を歌って、それをステージに持っていっていいショーをやるように請われたってことはすごい光栄なことだと、そう思ってるんだ。でも、観てるみんなが比較することばかりに気を取られると、きっとライヴを楽しめなくなるとも思うよ」

ギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーによる再結成クィーンのヴォーカルに招かれたのはアダムがこれまでで2人目で、2004年から09年にかけては元バッド・カンパニーのポール・ロジャースがヴォーカルを務めることになった。なお、92年に行われたフレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサートではブライアン、ロジャー、そしてベースのジョン・ディーコンのオリジナルのバンドと、ジョージ・マイケルやデヴィッド・ボウイら多数のアーティストとの共演が行われた。ジョンは04年の再結成以降は参加していないが、バンドに対しては肯定的なスタンスをとっている。

その一方でアダムは将来的なコラボレーションを否定はしなかったが、今回のライヴは基本的に今の段階で1回きりの企画だと語っている。

「よく人が口にしてるのは、『あいつがこれからのクィーンのヴォーカルか』っていうことなんだよね。で、それはそれでぼくにはとても魅力的な話なんだけど、微妙なのは、今年はぼく自身のアルバム『トレスパッシング』のリリース(3月28日)も控えてるってことで、これも相当の努力とエネルギーと時間を費やすことになりそうだからね。だから、これはバンドと1回きりの話で、すごく楽しみにしてることなんだ。だけど、ぼくがバンドに加入して、ツアーをやるっていうことじゃないんだよ」


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