2012年にもさまざまなプロジェクトを抱えているデーモン・アルバーンだが、2009年の再結成以来となる活動へと向けてリハーサルを行っているとの情報があり、ピッチフォークがその真偽をデーモンに問い質している。
なんでも電話取材中にブラーとしてリハーサルをしているのはなぜかと訊かれるとデーモンはそのまま「ブラーとしてリハーサルしてるのはなぜかって話しちゃいけないんだよね?」と誰かしらに確認した後、次のようにきっぱり断定したとか。
「いや、ぼくはブラーとはリハーサルなんかしてないよ(笑)。ああー、もうぶっちゃけしっちゃかめっちゃかでよくわからない。頭がおかしいとでもしておいてよ。言ってることはすべてでたらめだって」
ただ、2月21日に授賞式が行われ、イギリスの年度最優秀ポップ・ミュージックを表彰するブリット賞でブラーが特別功労賞を授与されることがすでに決定していて、式典出席のためにバンドが再結成することはすでに明らかになっていて、これに関連してギターのグレアム・コクソンは「ブラーのアルバムは確実にもう1枚は出る」とも先頃ザ・デイリー・レコード紙に語っている。
なお、そのほかにもデーモンは活動が山積していて、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーとデーモンとのコラボレーションに多く携わっているパーカショニスト、トニー・アレンとのプロジェクト、ロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーン、デーモンがXLレコーディングのオーナー、リチャード・ラッセルとともにプロデュースと作曲を一部担当したボビー・ウォーマックの新作、そして昨年上演したミュージカル『Doctor Dee』のレコード化と、3タイトルを夏までにリリースする予定だとか。
そのほかにも自身のソロ・プロジェクトにも着手しているというが、これについては「数千人もの人が関わってくるかもしれないのにソロと呼ぶのはおかしなこと」と説明している。また、スニーカーのコンヴァースとのタイアップでデーモンはゴリラズとして、LCDサウンドシステムのジェイムス・マーフィーとアウトキャストのアンドレ3000とのコラボレーションも予定している。さらに今後のゴリラズとしての活動も充分可能性はあると語っているとか。