今週末の12日に開催されるグラミー賞授賞式で4部門に候補として挙がっているボン・イヴェールだが、より知名度の高いアーティストとの共演ならという条件をつけられたため、授賞式でのパフォーマンス出演を断ったという。
出演を断った経緯をジャスティン・ヴァーノンは次のように語っている。
「こっちがちょっとファック・ユー的な態度に出たら、向こうもぜひやってもらいたいのにっていうふりはしてたけど、でも、本当は出演させたくなかったんだろうね」
さらにジャスティンはビルボード誌にこう語っている。「ぼくたちは自分たちの音楽を演奏したいだけなんだけど、それはやれないって言われたんだよ。ほかの人とのコラボレーションでなきゃだめだって。なんかさ、これはすごい機会なんだってずっと思ってたのにさ、自分たちで作ったレコードが候補に挙がって……それで褒めたもらったりしてるのに、突然、その作品とはまるで関係のない音楽を弾けって言われるんだからね」。
これまでカニエ・ウェストともコラボレーションを重ねたことのあるジャスティンだが、今回コラボレーションの相手として相談された相手の名前はどれも「とんでもなくすごい人たち」だったが、断ったという。
「コラボレーションの相手として名前が挙がった人たちはどの人もぼくだったら、ぜひ一曲歌わせてもらいたい人たちだよ。でもね、ファッキン・ロックンロールは誰がやるかなんてことで決められるべきじゃないんだ。ロックンロールっていうのはギターを担いだどこの馬の骨ともつかない連中であるべきなんだよ。そんなやつらとそいつらの友達連中。それとマネージャー連中だな」
(c) NME.COM / IPC Media 2012