カート・コバーンの娘フランシス、コートニーの薬物中毒の影響でペットが2匹犠牲になったと語る

カート・コバーンの娘フランシス、コートニーの薬物中毒の影響でペットが2匹犠牲になったと語る - ホール 1994年作『リヴ・スルー・ディス』ホール 1994年作『リヴ・スルー・ディス』

コートニー・ラヴが自身の薬物中毒との闘いを語った電子書籍『Courtney Comes Clean』が先頃、刊行されているが、このなかの資料によるとコートニーの中毒のせいで家族のペットが2匹命を落としたと娘のフランシス・ビーン・コバーンが証言しているという。

証言はコートニーが2009年にフランシスの親権を剥奪された時の公判で使われた証言で、このなかでフランシスはコートニーのゴミや書類の山や生地の巣窟のなかで飼い猫の身体が絡まって死んだだけでなく、コートニーの睡眠薬の錠剤を食べてしまった飼い犬も命を落としたと語っていて、さらに次のように説明している。

「(母は)わたしがもの心つく頃よりずっと薬物を使っています。基本的に母は現在、抗不安剤のアルプラゾラム、注意欠陥障害の治療薬アデラル、不眠治療薬のハイプロン、抗鬱剤エビリファイ、それと砂糖と煙草で生きています。なにかを食べることはほとんどありません。また、ベッドで寝煙草をしながら寝てしまうことが多いので、いつわたしたちの生命を脅かすような火事にならないかといつも心配でなりません(これまで3度火事になっています)」

その一方でこの本で紹介されているインタヴューのなかでコートニーはクラックを使っていた頃には数学の能力が向上したことを次のように語っている。「昔から数字はまるでだめだったんだけど、クラックをやってたら、数学がものすごくできるようになっちゃって。微分積分の天才になってたから」。

しかし、その後、ドラッグは一切やめたことを次のように宣言している。「今はもうわたしはきれいになってるから。ほんとぴんぴんしてるし。性格的にはちょっと問題もあるけど、性格が卑しいわけじゃないし、嘘もつかない。心はいい人よ」。

「もともとロール・モデルなんてやってるわけじゃないし。マザー・テレサじゃないんだから。わたしはただ生きるのに精いっぱいなだけで」

また、先月コートニーはニューヨークの自宅の大家との訴訟に勝訴している。家主のドナ・ライオンズはコートニーが家賃を5万ドル(約385万円)以上滞納していると訴えていたが、裁判所は双方が別な返済方法についてすでに合意していて、コートニーがその方法に従って返済を行っているとして訴えを退けた。

また、コートニーは自身の回想録の出版契約を交わしたことも明らかにしている。本のなかでコートニーはニルヴァーナのカート・コバーンとの結婚、ロック・スターや女優としてのキャリア、さらにほかのセレブリティとの関係などについて包み隠さず明らかにしていくものとみられている。


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